ここ数年、中学入試の出願はインターネット出願が多くなってきています。
実はわが子が10年前に受験した桐光学園は、今はもちろんインターネット出願になっていますが、当時はもちろん紙の願書を提出するスタイルでした。
父親である私は、必要事項を漏れなく記入した願書を持って、小田急線の栗平駅から歩いて学校へ行きました。
北風が冷たく寒かったことは、今でも覚えています。
案内の看板を見ながら出願受付場所に行くと、暖房が効いた部屋で桐光学園のスタッフの方々が丁寧に対応してくださり、保護者として「ほっ」としたものです。
私が「よろしくお願いします」と言って願書を差し出すと、「お預かりします」と言って受け取り、「○○さんですね」と丁寧に確認してくれ、ガチャンと受験番号を押してくれたこと。このことも、よーく覚えています。
桐光学園のスタッフの方々の保護者への気遣いが伝わってきた、ちょっとした一場面です。
中学高校あわせて多くの在籍生徒数を誇る同校ですが、きめの細かな対応で、ますますこの学校が好きになったものです。
出願時の学校の雰囲気、学校の先生とのやりとり。
当時はこんなやりとりも、その学校のことを知ることができる機会の一つだったと思います。
現在はインターネットによる出願で、当時のような状況ではありません。
きっと学校説明会や受験生参加型の体験会のような行事で、学校と受験生のやりとりから私が感じたような暖かさを判断するのだと思います。
学校は、人と人とのつながりがあるところ!
「育む」って「そだてる」って書きますよね。
みなさんもいろいろな学校のイベントに参加して、私が桐光学園で感じたような、ちょっとした暖かさに出会ってみませんか?
学校を見る目が変わるかもしれませんよ。
ジョリー