入試問題から読み取れる学校の先生からのメッセージ

  • Vol. 1588 : 2018/01/05

横浜共立学園中学校女子校

先日卒業生が教室に顔を見せに来てくれました。
JR根岸線「石川町駅」徒歩10分のところにある、キリスト教(プロテスタント)の女子校、横浜共立学園に進学した生徒です。

その子に「1年前の入試を思い返して、どんなことが役に立ったのか?」を聞いてみたところ、

「学校の建学の精神を理解して、入試問題の問題文を読んでいた」

という話をしてくれました。
横浜共立学園の教育の根本にあるもの。それは、
「ひとりの人間を無条件に尊重し愛する」というキリスト教精神です。
「主を畏れることは知恵のはじめ」(箴言1章7節)
「心を尽くし、精神を尽くし、カを尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい」(ルカによる福音書10章27節)

こうした聖書の言葉を根幹に据え、キリスト教に基づく価値観を基本に、女子の特性を活かしつつ、調和のとれた豊かな人間性を育む教育をしています。

「国語の文章にもそんなメッセージが隠されていたように感じた」とその子は言ってくれました。

中学入試の問題は、学校の先生が作った受験生へのメッセージともいえるもの。
どんな入試問題が出題されているのか。
そしてその問題を通して、学校は受験生に何を伝えているのか。
どんな子に入学してほしい思ってこの問題を作っているのか。

そんなことにも目を向けて、入試問題と向き合ってもらえたらと思います。

ばなな

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