“自学自習”の力を育てるために…考え伝える学校

  • Vol. 1511 : 2017/08/07

東京都市大学等々力中学校共学校

東急大井町線「等々力駅」から徒歩10分。
東京都市大等々力中学校は、「noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)とグローバルリーダーの育成」…誇り高く高潔な人間性を陶冶する…を教育理念として、時代の変化にも対応しながら様々な取り組みを行っている学校です。

学校を訪問しお話を伺い、一番印象的だったこと。
それは生徒が“自学自習”できるように、どのようなシステムを作り、伝え、どのような環境をつくるのか?ということを、学校全体が一丸となって考え、取り組んでいるということです。


具体的な取り組みとしてとても印象に残ったシステムのひとつに、「TQノート」があります。
「TQノート」=「タイムクエスト ノート」。
このノートは1週間の学習計画を自分で立てて書き溜めていくノートで、主体的に学ぶ姿勢を養う目的があるそうです。

最初は苦戦する生徒もいるとのことでしたが、だんだんと書けるようになっていくそうです。
この取り組みを続けられるように、先生が必ずコメントを入れるようにしているとのことです。
こうしたやり取りを通して、学習と部活をどのように両立させていくかを具体的に考えられるようになっていく生徒が多いようです。

そして部活後も自習ができるように、自習室は20:00まで利用できるのだとか。

大学への現役合格にとても力を入れています。
S特線コース(東大、東工大、一橋大などの最難関国公立大学を目指すコース)、
特選コース(難関国公立、早慶上理への現役合格を目指すコース)
特進コース(国公立大やGMARCHへの現役合格に向けて力を養うコース)と
コースがわかれているのがひとつ特徴として挙げられます。
また、中学3年生~高校1年生の期間は、さらに、特選GLクラス(帰国生を含む英語力に重点を置いたクラス)を設けるなど、そのときの子どもの状態に合わせて授業を展開しています。

近年、アクティブ・ラーニング型の授業が注目を集めていますが、東京都市大等々力中学校では、ICT(情報通信技術)を取り入れたアクティブ・ラーニングを展開しており、現在は全教室に電子黒板を導入。タブレットも活用し、「ICTルーム」も作る予定とのこと。
現在、パソコンルームを改修しており、アクティブ・ラーニングを意識した教室ができるそうです。
8月27日(日)に実施予定のオープンスクールで初お披露目できるのではないか、とお話がありました。
最新の技術も取り入れながら変化する東京都市大学等々力中学校にぜひ足を運んでみてください。

KT

東京都市大等々力の「イングリッシュサロン」
ネイティブの教員や留学生との日常的な英会話交流を促進します。

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