学びを通して一人ひとりの魅力を最大限に広げる学校

  • Vol. 1484 : 2017/06/17

自由の森学園中学校共学校

偏差値による評価、点数による評価をしない学校が埼玉県の飯能市にあります。
自由の森学園中という、自然の中にある学校です。

何が正しいか、何が間違っているか。誰が優れ、誰が劣っているのか。
「テストがあることにより点数で評価される」ということに考えがとらわれてしまうということで、6年間テストを行いません。
その代わりに半年に一回、「学習の記録」という各教科で学んだ内容を踏まえた課題やレポート、授業で見出したことや疑問をまとめたものを作り上げます。
何を学んでどうふり返ったのか、それを自分の言葉で表現するものです。

それに対して先生は一人ひとりに返事を書き生徒に返します。
「学ぶ意欲を競争で作りたくない」という学校の意思が強く見えます。

4月の後半にアースデイというイベントがあり、自由の森学園中が学校紹介で「学習の記録」を展示していたので実物を見てきました。
「学習の記録」は半年分の各教科の学びが生徒自身の言葉で全てまとまっているもので、中身に先生からの数字による評価・テストの点数による評価ではありませんでした。

 自分が何を考えたか
 どこをどう思ったか
 出来事をまとめる
 そこから考えたことを書く


知識を問うものではなく、自分の考え方を問われます。

沖縄戦で何があったか。そこに対して何を考えたか。
体育で気をつけなければいけなかったこと。自分がその体の動かし方をどのように使っていけるか。
社会をどのように取り組んだか自己評価する。
前期の数学の授業を一言で表すなら何か。またその理由と授業の感想を書く。

これまで、覚えて、テストをして、評価されて、というサイクルの中で生きてきた私には衝撃的でした。


自由の森学園中には、他にも、授業・クラブ活動(カバディ・人力飛行機などユニークなものも!)・有機野菜や天然酵母パンなど安心安全にこだわった給食・寮など、たくさんの魅力があります。

一人ひとりの存在を大切にしてくれる自由の森学園中に、ぜひ直接足を運んで感じてください。





アフロ

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