問題 『数』 に込められたメッセージ

  • Vol. 1479 : 2017/06/09

鎌倉女学院中学校女子校

入試問題には、学校ごとに様々な特徴があるのはもちろん、毎年新しい発見を得ることができます。
問題の内容はもちろんですが、その問題の『数』にも学校側からメッセージが込められているようです。

語句系の問題を含め、50問。

これが本日訪問させていただいた鎌倉女学院中学校、2017年度国語の試験の問題数です。
先生のお話では、受験生はかなり問題数が多いと感じるのではないか、とのことでした。
実はこの入試問題は、入学してからの取り組みとも大きく関わっています。

中学校の授業の中でしっかりした学習の土台を作っておくこと。
それにより高校2年の段階でも、ある程度センター試験等に対応できる学力を身につけさせたい、という学校の考えがあります。
授業とともに様々な課題を出す、プログラムを組むのは中学時期の方針の1つであり、“ある程度の時間である程度の量を解くことができる力”は、中学に入ってから必要・・・そのような思いから、少々多いと感じるであろう問題数を入試問題に盛り込んでいるそうです。

入学後、中学校の生活の中で大いに成長してほしい。そんな思いが問題の『数』にも込められているのだと感じました。

ちなみに、先ほどの国語50問ですが、試験時間は45分です。
多いと感じるかどうかは、皆さん次第ですが、はてさて・・・?

教室スタッフ O

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