海城中の体験学習を通して形成される魅力的な授業

  • Vol. 1459 : 2017/05/01

海城中学校男子校

海城中学校の説明会で感じたことをお伝えします。説明会は全体会とテーマ別学校紹介の2部構成でした。
全体会の後半ではムービーを見ることができ、海城生の登下校の様子、授業の様子、昼食を食べる様子、部活動の様子など、生徒たちの様々な生の様子を知ることができました。
その中で特に印象的だったのが、授業中に一人一人が発信する場面が多いということです。「すごい!」の一言でした。なぜこれほどまでに一人一人が積極的に発信することができるのか不思議に思うほどです。

全体会、テーマ別学校紹介の両方に参加をしましたが、伝わって来たことは、科目の学びを大切にしながらも、人間形成を大切にしている学校だということ
海城生一人一人が積極的に発信できるのかはここに秘密があると思いました。

海城には体験学習として、プロジェクトアドベンチャードラマ&エデュケーション社会の総合的な活動の取り組みなど、特徴を持った学びの場があります。普段の授業だけでなく、このような学びを通して人間形成を行っているそうです。

テーマ別学校紹介はドラマ&エデュケーションについて。
そもそも海城中でのドラマ&エデュケーションとは、グループで演劇を創作、発表する過程で、他者を見出し、自己の身体やこころを感じながら、価値観の違いを尊重する対話的コミュニケーションの方法を学んでいくもの。

ムービーの中では、まず先生がインタビューの仕方を丁寧に生徒たちに教えていました。生徒たちは集英社などに足を運びインタビューをし、その後は記事にまとめなおし、それをドラマ化し、体全身を使って発表。その中で印象的に残った先生の言葉がありました。それは「ドラマ化すること自体は非常に面倒くさいことである。しかしその面倒くさい過程のなかでコミュニケーション力を磨いている。」ということでした。

正に人間形成を図っていることがよく伝わる言葉だなと思いました。この様に学校が人間形成を図り、生徒たちのコミュニケーション力が育まれているからこそ、実際の授業の場でも一人一人が積極的に発言しやすい状況がうまれ、個性が発揮できる活発な授業につながっているのだと。

ぜひ自分の息子にもこんな学校に通わせられたら!そんなことを感じさせてくれる魅力的な学校です。

教務N.K

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