さまざまな学びが、心を強くする

  • Vol. 1446 : 2017/04/06

跡見学園中学校女子校

中学校・高校時代の思い出と言ったら、みなさんは何を思いだしますか?

先日、跡見学園中学校の卒業生と話をする機会がありました。
その際に6年間の印象深い思い出を聞いたところ、
彼女は間髪いれず「登山!!」と元気に答えてくれました。

跡見学園では中学2年生の6月に、まだ雪の残る尾瀬白根山の登山にチャレンジするそうです。
白根山といえば、関東一の高さを誇る山です。
女子校のしかも中学2年生が、その経験をすることに、私はかなり驚きました。
在校生の多くが東京を始めとする都市部に住んでおり、登山経験は無い子の方が多いでしょう。
そんな生徒たちを引率する先生方の大変さと偉大さに、
卒業してから気づきましたとその子は笑っていました。

生徒たちは、険しい山を登りながら互いに声を掛け合い、励まし合い、思いやり合いながら登るそうで、
先生方の万全の体制もあり毎年無事に登山できているそうです。
そして、登山中、仲間と協力したり支えあったりした温かい思い出
困難なことにチャレンジして乗り越えられたことは、
大学進学や社会人として自分で未来を選択していく中で、心の支えとなっているとのことでした。

この登山の話を聞いて創立者である跡見花蹊の
「目で鑑賞し、手で創り出し、心で考える、さまざまな学びが心を強くするという教え」の一端を
垣間見た気持ちになりました。

跡見学園には、白根山登山の他にも、自然に触れる機会や、
芸術鑑賞教室など、さまざまな行事が用意されています。
卒業生の言葉を借りれば、「一か月に一回くらいの頻度で学校の外でありとあらゆる経験をしていた」
「制服姿でのみかん狩りは、あのときしかできない経験だった」とのことでした。
そうした机上だけではない経験を通じて、豊かな心を持った女性へと成長していくのだと思います。

もうそろそろ新学期が始まるころですね。
真新しい白銀色の制服に身を包んだ生徒たちは、校内の満開の桜に迎えられます。
きっと生徒たちは跡見学園でのさまざまな学びを通じて6年間成長し続けることでしょう…。

アトム

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