一人ひとりが主役

  • Vol. 1438 : 2017/03/19

捜真女学校中学部女子校

先日、捜真女学校の先生とお話をする機会がありました。
捜真女学校は、毎年中学1年生の子に、小学生のときに通っていた塾に、
顔を見せるがてら学校のポスターを持っていくことをお願いしているそうです。
毎年日能研の卒業生が、ニコニコしながら学校のポスターを持ってきてくれるのは
こういうことだったんだ!とつながりました。
自分が卒業したところに、また顔を出しに行くというのは中々照れくさいことですよね。
ほとんどの子が、「はい、はい、行きたい!!」と言うそうですが、
「恥ずかしがって行かない子もいるんじゃないですか?」と伺うと、
「その背中を押してあげるのが私たちで、生徒には自分の成長した姿を見せに行ってもらいたいんです。」
そう先生は仰っていました。

捜真女学校の説明会では、「My Soshin Story」という、
在校生が学校生活の1ページを語るパートがあります。
そこでは、クラスの雰囲気や、クラブ活動、学校行事などについて窺い知ることができますが、
すべてのお話の中で共通しているのは「一人ひとりが主役になれる」ということ。
先生はきっかけを作り、やってみたいと思うことがあればその意見を尊重する。
そのようなお話がどの説明会でも語られています。

また、説明会でこのパートがあることこそ、
「一人ひとりが主役になる」ということを象徴しているともいえます。
先生が「ちょっとやってみない?」と気軽に声をかければ、
「うんわかった。」その一言でこのパートで話す内容を自分ですらすらと考えて、
堂々と話してくれるというから驚きです。
先生方との距離の近さはもちろんですが、主役になるきっかけを渡してあげる
そんな場が捜真にはあるのだなと感じました。

先日、受験し合格をした子も、入試でお手伝いしている在校生の姿を見て、
自分もこうなりたいと強く想い、進学を決められました。
「一人ひとりが主役。」そんな在校生の姿を見て、心惹かれるものがあったのだと思います。

その子がニコニコしながら、学校のポスターを持ってきてくれる日を心待ちにしています。

ばっち

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