先日、捜真女学校の先生とお話をする機会がありました。
捜真女学校は、毎年中学1年生の子に、小学生のときに通っていた塾に、
顔を見せるがてら学校のポスターを持っていくことをお願いしているそうです。
毎年日能研の卒業生が、ニコニコしながら学校のポスターを持ってきてくれるのは
こういうことだったんだ!とつながりました。
自分が卒業したところに、また顔を出しに行くというのは中々照れくさいことですよね。
ほとんどの子が、「はい、はい、行きたい!!」と言うそうですが、
「恥ずかしがって行かない子もいるんじゃないですか?」と伺うと、
「その背中を押してあげるのが私たちで、生徒には自分の成長した姿を見せに行ってもらいたいんです。」
そう先生は仰っていました。
捜真女学校の説明会では、「My Soshin Story」という、
在校生が学校生活の1ページを語るパートがあります。
そこでは、クラスの雰囲気や、クラブ活動、学校行事などについて窺い知ることができますが、
すべてのお話の中で共通しているのは「一人ひとりが主役になれる」ということ。
先生はきっかけを作り、やってみたいと思うことがあればその意見を尊重する。
そのようなお話がどの説明会でも語られています。
また、説明会でこのパートがあることこそ、
「一人ひとりが主役になる」ということを象徴しているともいえます。
先生が「ちょっとやってみない?」と気軽に声をかければ、
「うんわかった。」その一言でこのパートで話す内容を自分ですらすらと考えて、
堂々と話してくれるというから驚きです。
先生方との距離の近さはもちろんですが、主役になるきっかけを渡してあげる
そんな場が捜真にはあるのだなと感じました。
先日、受験し合格をした子も、入試でお手伝いしている在校生の姿を見て、
自分もこうなりたいと強く想い、進学を決められました。
「一人ひとりが主役。」そんな在校生の姿を見て、心惹かれるものがあったのだと思います。
その子がニコニコしながら、学校のポスターを持ってきてくれる日を心待ちにしています。
ばっち