思考と表現

  • Vol. 1434 : 2017/03/11

トキワ松学園中学校女子校

トキワ松学園中学校の中学1年生の授業を見学してきました。
見学したのは「思考と表現」という授業。
トキワ松学園では、来年度から本格的に「思考と表現」という科目が導入されるそうで、
今年度1年間はその準備として「思考と表現」の授業をおこなってきたそうです。
今回の授業では、グループごとに夏目漱石、金子みすず、宮沢賢治などの作品を読み、
その作風を考えたり、作者の生涯を調べたりして、その内容をグループごとにまとめました。
今度の授業では、その内容を発表しあうそうです。

この授業内容からわかるように、「思考と表現」という授業、
生徒自身が自分で考え、手を動かす時間が本当に多いのです。
そのためか、見学させてもらった生徒たちの文章はどれも立派なものでした。
授業後にも、高校3年生が書いた論文や掲示物など
生徒が書いたさまざまな文章を読む機会にも恵まれました。
そこから感じたことは、「思考と表現」という授業に限らず、
トキワ松学園の授業で自ら手を動かして文章を書く機会が本当に多いということです。
こうした日々の授業を通して、トキワ松学園の生徒は相手に
「伝える」ということに親しんでいくのでしょう。
そして、相手に「伝える」ためには、
自分の考えを論理的に組み立てなおしたり、客観的にとらえたりする必要があります。
トキワ松学園の生徒たちは、論理的に考えるくせも
文章をたくさん書くなかで習得していっているのかもしれないと思いました。

さまざまな取り組みを実践するトキワ松学園にぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

S.T

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