入試問題から掴んだ学校の魅力

  • Vol. 1431 : 2017/03/03

麻布中学校男子校

2月5日、入試を終えて見事第一志望校である麻布中への合格を果たした6年生が教室に顔を出してくれました。
1月の入試は、体調不良に見舞われて思うようにいかなかった彼。
月末までにどうにか復調し、2月1日の麻布中受験を迎えました。
入試当日は…楽しかったそうです。
朝、学校に着く前に有栖川公園で日能研のスタッフと話して気持ちを整え、いざ、本番。
どの科目も、見る問題見る問題に麻布中を感じたそうで、
「楽しかったし、嬉しかった」とのこと。
苦手にしていた算数さえ、「なんかもう嬉しくって」と。
過去問に取り組んでいた時も、麻布中の算数だけは、辛くなかったのだそうです。
そんなこと、入試前は全然教えてくれなかったよね(笑)

しかし、思い返せば半年ほど前。
日特の講座を決めるにあたり、彼は麻布中ともう一つの学校の狭間で揺れて、大いに迷ったのでした。
私も一緒になって教室にあった麻布中のパンフレットを見たり、
保護者向けに開催された入試問題分析会の資料を見たりしましたが
「どちらも魅力的だよねー」となってしまい結論は出せず。
最後にそれぞれの学校の最新の入試問題を見て、その日はおしまいにしました。
数日後、「麻布中を目指してがんばります」と報告してくれた彼に決め手を尋ねると、「入試問題」と。
「麻布中の問題は家に帰っても頭の中に残っていて、なんだかやってみたいって気持ちになって」
入試問題には、その学校のアドミッションポリシーが現れます。
入試問題を通じて、学校が彼を呼んでくれたのかもしれません。

そんな思い出話もしつつ、4月からの学校生活が楽しみで仕方ない彼。
「今年の問題をつくった先生に早く会いたい」と言ったかと思えば
「文化祭の頃には、僕も髪をピンクに染めちゃったりするのかな」なんて軽口も。

真剣に向き合って選んだ、憧れの学校へ進学することができて本当によかったね。
心から、おめでとう。
充実した楽しい学校生活になりますように。

はしも

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