先輩も応援しています

  • Vol. 1411 : 2017/02/01

浦和明の星女子中学校女子校

「妹にお弁当を届けにきました!」

そう言って、中学生の女の子が教室にやってきました。
夕飯のお弁当を届けるよう、お家の人に頼まれたのだと思います。

掲示してある合格短冊に気付いて「ちょっと見ても良いですか?」と、感慨深げに眺めていました。
自身の受験を思い出していたのではないでしょうか・・・

彼女は、1/14に実施された浦和明の星女子中学校の第一回入試で、
在校生として受験生を迎え入れるお手伝いをしていたそうです。
浦和明の星の受験生の集合時間は8:30。
はやい受験生だと、1時間30分前には来校します。
当たり前ですが、学校の先生や在校生は、それよりも早く準備をしなければいけません。
きっと彼女もまだ夜も明けない暗いうちから登校し、
受験生のための準備に励んでいたのだと思います。

このように、入試当日に在校生がお手伝いしている学校はたくさんあります。
学校によっては、お手伝いする生徒は立候補で選ばれるという話も聞きます。
自ら大変な仕事を引き受けてくれるなんて素敵なことですよね。
きっと先輩たちは、当時の自分と重ね合わせながら、
未来の後輩たちに向けて「待っているからね」という応援のメッセージ
送ってくれているのかもしれません。

先ほどの彼女も立候補されたそうです。
「どうして自ら大変な仕事を引き受けようと思ったの?」
と尋ねると
「自分が入試したときに先輩たちを見て、かっこいいなぁと思ったから」
そう答えてくれました。
緊張した受験生にとって、身近な年齢のお兄さんお姉さんが
笑顔で待っていてくれることはとてもうれしいことです。
来年は、そんな“かっこいい”先輩の立場になって入試を迎えてほしいですね。

今日から東京・神奈川入試スタート。

がんばれ、中学受験生!

よこ

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