学び舎でのひととき

  • Vol. 1560 : 2017/11/11

女子聖学院中学校女子校

先日「ホームカミング -卒業20年の集い-」ということで母校に招かれ、先生方、同級生たちと楽しいひとときを過ごしてまいりました。

会は、当時の学校生活と同じように礼拝から始まりました。
前奏で心を鎮め、讃美歌、主の祈り、聖書の朗読、先生からのお話。
私自身は大学までミッションスクールに通いましたが、その後はキリスト教から離れた生活をしていたので、
その一つひとつが懐かしく、瞬く間に気持ちが中高時代に戻っていくのを感じました。

先生からのお話では、先生方が私たちを卒業後も心に留めてくださっていたこと。
私たちとともに歩んで導いてくださった先生方にも、悩みや苦しみがあるのだ(あったのだ)ということが感じられ、胸がいっぱいに。


讃美歌を歌いながらそっと涙を拭っている同級生の姿もありました。
後奏は校歌がアレンジされたもので、素敵な演出が嬉しかったです。

第二部の茶話会では、参加者一人ひとりが、一言ずつ近況報告をしました。
さすがに20年経っているとそれぞれの現状、またここに至るまでに歩んできた道もさまざま。
しかし、そういったこともこのちょっとしたひとときに共有できてしまう関係性は、やはりこの学校で6年間共に過ごした中で築かれたものなのだろうと感じます。


私たちが通った校舎はもうすでになく(2007年新校舎竣工)、校長先生も何代か代わられて時の流れを感じずにはいられません。
しかしながら同時に、
「これだけの時を経ても私たちには帰る場所がある」
ということをとても嬉しく思いました。

こうして集い、お互いの無事を喜び未来を祈る先生方や仲間たちと、この学校で出逢えたこと。
このことに、本当に感謝しています。

こあら

ページTOPへ