生徒の “今” と “将来” がある学校

  • Vol. 1547 : 2017/10/17

中村中学校女子校

先日、中村中学校を訪問する機会がありました。
同校は東京メトロ半蔵門線または都営大江戸線の「清澄白河駅」から歩いて1分、駅からすぐ近くの女子校です。

今年で創立108年目になる中村中。「清く、直く、明るく」を校訓に108年間女性教育を実践しています。
先生の話を聞いて感じたこと。それは
「今を生きる生徒」と、「その生徒たちが活躍するであろう将来」を見据えた教育を実践しているということです。

例えば、「KSOO よりも S3H」

K=きれる S=せめる O=おこる O=おどす よりも
 
S=しかる H=ほめる H=はげます H=はぐくむ 

これを大人が実行しよう!というもの。大人とは中村中の先生も、生徒の保護者も、です。
全ての大人がS3Hを実行していくことで、生徒の折れない心とやりぬく力を育てています。


きっと、「KSOO」の背景には、「自分でできるようになってほしい」という保護者のわが子への想いがあると思います。
中村中の先生も同じ想いを持っています。しかしながら、

「これからを生きていく生徒たちには、自分で行動できるようになってほしい」
「では、そのために今、生徒にどのように関わったらよいのか?」
そのうちの1つが前述の、「KSOO」 と対比される 「S3H」 です。


他にも、 「100+1000プロジェクト」 「5Ts」 「CAN MUST WILL」 など、独特な、でも
「こうなってほしい」という中村中の先生方の想いがつまった教育が日々実践されています。

そのどれもが、中村中の生徒の”今”と生徒の”将来”を考えた時に必要なものであり、”今”と”将来”をつなげる教育が中村中にはあると思いました。

中村中の生徒を先生は「伸びやかで飾らない、人と何かをしようとする生徒」と表現しました。
中村中の生徒たちが活躍する清澄祭が10/21,22で行われます。
見学が可能ですので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

OGT

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