主体的に学ぶ を育てる6年間

  • Vol. 1543 : 2017/10/09

神奈川学園中学校女子校

先日、横浜市にある神奈川学園中学校を訪問してきました。
横浜駅の西口を出て、三ツ沢の方へ上っていくと、10分もしないうちに、神奈川学園に到着します。

同校は1914(大正3)年の創立以来、宗教色のない女子校として、【自覚・心の平和・勤勉】を校訓に掲げる伝統ある学校です。
近年は21世紀教育プランと題して、「生きる力」と「判断力」を育てることを教育の目標に、より豊かなカリキュラムづくりに力を注いでいます。

以前も訪問させていただいたことがあるのですが、今回訪問してみて、
「生徒と先生の距離感が近い学校だな」
「生徒一人ひとりに丁寧に関わってくださっているのだな」

ということを、改めて感じました。

たとえば、「DIARY」です。
生徒一人ひとりが日々記録していく日誌ですが、これを毎朝集め、担任の先生がコメントをつけて返していきます。
気になった生徒には、声をかけてアドバイスしたり、悩み相談にのったり…
これを毎日欠かさず続けていることによって、自分が今何をすべきか、主体的に考えて行動できる力につながっていくと感じました。
「私って、今こうなんだ」のサインに向き合ってくださる先生がクラスに2名(担任・副担任)いるのも魅力的です。

授業の様子も見学させていただきました。
オリジナルテキストを用いた授業で、学ぶことが楽しくなる工夫を取り入れることにより、生徒の表情からは、“自ら学ぶ”意欲に満ち溢れている様子が伝わってきました。
近年合格実績が躍進している背景には、日々出される課題からの刺激もあるでしょう。
しかしそれだけでなく、
生徒が関心を持って学べるように考えられた授業や、明確な指導方針、そして多様な進路選択を可能にするカリキュラムなど、常に未来を見据えて生徒が成長できるための要素がたくさんあるからだ、ということが学園の随所から感じ取れます。

これから先の未来では、論理的思考力や発想力、判断力や表現力といった、多様な力が今まで以上に求められるようになります。
神奈川学園で過ごす6年間。
それをを思い描いたとき、ここに集う人の力によって、生徒は自信を持って飛び出していけるだろう、という安心感と期待感をもちました。

機会があればぜひ一度、この学園が持つ柔らかさや、温かさに触れていただきたいと思います。

大ちゃん

ページTOPへ