中学生への第一歩

  • Vol. 1383 : 2017/01/04

和洋国府台女子中学校女子校

千葉エリアでは12月1日が推薦入試となっています。
この時期には、この推薦入試で一足早く合格をもらい中学受験を終える子どもがいます。

私が授業を持っているクラスにも、和洋国府台女子中学校の推薦入試を受験した子どもがいました。
その子の頑張りもあり、無事に合格をもらうことができ、
日能研への通塾も12月までで終了となりました。


授業の最終日に、その子と話せる機会があったので
ふとこんなことをたずねてみました。

「○○さん はこれで、受験終了だね、明日から何をするの?」

すると、その子は

「う~ん、ちょっと休みはしたいけど、英語をやりたいな。
 和国(和洋国府台女子中学校の略称)の英語は楽しそうなんだよ。
 英語頑張りたいから日能研の英語入門※にも行くね!」
※卒業生に案内する、中学英語の準備の為の講座

と返してくれました。

私自身、「残りの小学校生活、何して楽しく過ごすの?」くらいの意味で聞いた質問でしたので
予想外の返答が返ってきてびっくりするとともに、「なるほどな」と心の中で思いました。

和洋国府台女子中学校は「和魂洋才」の建学の精神に基づいた教育を行っています。
「和魂洋才」とは、伝統を大切にしながらも、そこに思いあがることなく、
海外のすぐれたものを積極的に取り入れる姿勢を持つことを表しているそうです。

その子の「英語を頑張りたい」という言葉からは、「合格しただけで満足するのではなく、
新たな学びや環境に意欲的に手を伸ばしていく」という
和洋国府台女子中学生としての精神を垣間見ることができたの
です。

受験の中で鍛えられるのは、学力だけではありません。
その学校の生徒になるための、精神性心の在り方 も鍛えられるのです。

少なくとも、その子からは和洋国府台女子中学の生徒としての第一歩を踏み出したことを、
感じることができたのです。

TKM

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