仲間がお互いを刺激し合う存在

  • Vol. 1311 : 2016/10/21

湘南白百合学園中学校女子校

今年も聖ポーロ祭に行ってきました。
湘南の小高い山の上にある学校。緑に囲まれた穏やかな空間には、
生徒の礼儀正しいあいさつの声がさわやかに響いていました。
校舎の入り口までの坂道を歩きながら、
昨年、高校の物理化学部の部長であった一人の生徒の言葉を思い出しました。
「入学した頃は、自分が部長になるなんて思わなかった。
でもね、周りの仲間の活躍を見ていて、この仲間となら、自分でもできると思えた。
もちろん、部をまとめることはとても大変なことだけれど、
みんなが一つになれた時、自分に自信がもてた。」

と話していました。
今年は、高校3年生であるため、聖ポーロ祭当日は、家で受験勉強をしています。

後輩に引き継がれた物理化学部は、今年も賑わいを見せていました。
ねこロボットにプログラミングをしてゲームに挑戦できたり、
さまざまな液体で色鮮やかな炎を作りだす体験ができたり、
カルメ焼きの体験ができたりと、面白い演出がたくさんあり、見事な舞台でした。
聖ポーロ祭、今年のテーマは、「Now on Stage」です。
このテーマには、
「聖ポーロ祭をひとつの舞台に設定し、全員がその舞台という目標に向かって、
 過程を大切に取り組み、積極的に参加できるようにしたい、生徒自身が輝ける舞台にしたい。」

という想いが込められています。
物理化学部の舞台ができる過程には、仲間とたくさん話し、
時には仲間との意見がぶつかったこともあったと思います。
こうした過程があったからこそ、本番の舞台で、
一人ひとりが輝き、楽しさが倍になるのだと思います。

そして、もうひとつ個人的にお勧めしたいブースは、「総合的な学習」の展示室です。
長崎研修旅行の内容を発表するオリジナル新聞や
環境について調べたレポートなどが展示されています。
どれも力作であり、仲間がお互いを刺激し合う存在であることが垣間見られます。
校訓の
「従順(真理の声に従うよろこび)・勤勉(能力を磨き役立てるよろこび)・愛徳(互いに大切にし合うよろこび)」

が息づいているのです。

おぎゃりん

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