新しい校舎と磨かれる自主自律

  • Vol. 1302 : 2016/10/03

鎌倉学園中学校男子校

鎌倉学園に行ってきました。
北鎌倉の駅を降りて、左に円覚寺、明月院を見ながら10分ほど歩いて行くと、
建長寺の大きな門が見えてきます。
2013年に始まった新校舎の建築計画もあと数カ月でゴールを迎えるようです。
白、黒、グレーを基調とする外観のイメージですが、
決して暗く感じることもなく、むしろ中に足を踏み入れてみると、
自然光をふんだんに取り入れた明るい印象と木のぬくもり
随所に感じられる造りとなっていました。
芸術系科目の部屋、書道の部屋などは窓から建長寺の佇まいが
一番良く見える位置に配置されたそうです。

新しい校舎の中で集いの場所といえば「星月ホール」
425人が一堂に会することができるホールですが、
このホールの入り口では卒業生である
桑田佳祐さんの直筆のメッセージが彫られたプレートが集う人たちを出迎えます。
新校舎建築計画の段階から依頼をしたようで、
ご自身の歌詞から
“勝負に行こう!!空振りだってあるさ”
“陽気に行こう!!止まない雨はないさ”

生徒たちへ語りかけて(唄いかけて!?)いるようです。
文武両道をモットーにする鎌倉学園ではスポーツに限らず自分が打ち込める何かを見つけ、
今しかできないことに挑戦してほしいと考えられています。
高校時代の桑田さんもこんな温かい目で見守ってもらって、
その才能を開花させたのかな
と想像を掻き立てられるホールでした。

あと5年で100周年を迎えるという鎌倉学園中学校。
100年の時を経てもきっと変わらぬ自主自律を目指す生徒たちの、
陽気でチャレンジ精神にあふれた声であふれているのでしょう。

アロエ

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