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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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志望校・併願校の選び方
繰り上がり・補欠合格

初めての中学受験〈親の方略ミス〉

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
子どもが初めてなのはもちろんですが、親の私自身も中学受験が初めてでした。
日能研より得る情報だけが頼りでした。私学を知る事から始め、行ける限りのイベントや学校行事へ足を運びました。おかげで、子どもが行きたい(親としても通わせたい)と思える学校に出会えることができました。

志望校を決定するのに2/1~5の受験を想定し、5つの学校を選びました。そのうち4つは、何度も足を運び選んだ学校でした。なのに、5つ目の学校は、他の学校の試験日程との兼合いと偏差値だけで安易に選んだ学校でした。(1つ目のミス)
息子はE校にあこがれ、卒業生でもあるH先生にあこがれ、E校のI先生にあこがれ、強くこの学校に行きたいと思い、第一志望にして頑張っていました。だけど実力としては身の丈に合わない背伸びをした出願だったのかもしれません。(2つ目のミス)

12月の最終志望校決定のとき。この時点で成績が不安定で良い時と悪い時の差が大きくそれを不安に感じながらも、志望校の見直しや面談(相談)をせず、息子の進学したい思いと頑張りたい気持ちだけで志望校を決定したこと。そして日程も1パターンしか想定できなかった事。この時息子の気持ちを組みながらも、親として現実の結果を想像し、広い視野で考え、志望校や日程の組み方を何パターンか考えらえていたら、(2/1、2で合格の手ごたえを感じる合格確実な学校を選んでいたら・・・)

初日は本人が思う以上に緊張した様で解答欄のミス(ずれ)、あせりから時間配分がうまくいかず、2日目はおもわぬ体調不良による途中一時退室・・・その後、落ちついて仕切り直そうとするも、プレッシャーとあせりは大きく、不のスパイラルからなかなか抜けだせない苦しい5日間でした。
結果は、安易に選んでしまった学校のみ合格。親としてすべての学校を行きたい(通わせたい)と思える学校を選んでいなかった事をとてもくやみました。幸い数日後繰り上げ合格の電話をいただき、行きたいと思えた学校の1つに進学が決まり、喜びの涙と変わりました。(思うように力を出せなかった苦しい5日間と今までの努力を救ってもらえたように思えた電話でした。)

受験結果としては苦く悔しいものとなりましたが、親子共々厳しい現実を知る良い経験になったのかもしれません。これを糧に、今はこれからお世話になる学校に感謝し、まだまだ力不足だった自分と向きあい、気持ち新たに、中学校生活を迎える準備をしています。
最後になりましたが、長い間、最後の最後までご指導頂いた先生方、スタッフの皆様には心より感謝しております。有難うございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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