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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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志望校・併願校の選び方

志望校選びって?

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
5年生の夏・冬休みの“居場所”になるし、地下鉄で2駅の通塾もいい練習になる、という単純な理由で講習に行かせたのが、日能研の最初のきっかけでした。
本格的に通い始めてまもなく判明する「国語・社会の悲惨さ」は、とうとう受験本番まで気がかりなままでした。
得点も偏差値も、社会が算数の「半分の数値」という、同一人物とは思えない、目を疑うような状態にありながらも、本人は「算数で社会の点数をまかなえばいい、算数に磨きをかける」と言い続けていました。通塾もそれなりに楽しみ、成績がいいと素直に喜んでいるので、本人が納得するやり方でやらせていました。

そんな娘に親身に付き合ってくださる先生方には一切をお任せするつもりでしたが、その一方で、志望校・受験校の選択には、一時、不信感を抱いてしまったことがありました。
娘には漠然とした憧れの上位校があったので、第一志望をそこにしようと考えておりました。
が、個別面談で担任の先生に「今の偏差値レベルからこの学校を受けた実績は過去にないですよ?!すでにこの学校の本格対策を始めている子どもたちがいます。そこにこれから入れますか?!」と、冷静に言われてしまいました。
そして同時に、進学意思と無関係の埼玉・千葉のお試し受験を勧められる現実。
行きたいと思う学校を受けさせてもらえない、行く気がない学校を受けようと言われる。
受験生の意思は聞き入れられないのか、塾の合格実績を上げたいだけなのか、自分たちは実績データのネタでしかないのか、とまで思えてきて、もう通塾はやめてしまおうか、データとは無関係にぶつかって行こうか、と本気で考えました。

しかし、現実は現実で、上位にいる受験生たちに割り込むまでの強い意志がなく、そこまで時間をかける余裕がないのは明らかでした。そしてそもそも当初から学風が娘に合うのか不安に思っていたこともありました。
単に直感かもしれないですが、不安を引きずってはいけないと区切りをつけ、親子ともに納得できる次の志望校に集中することにしました。

埼玉、千葉の試験では「自信をつけること」を目的として受験し、2校の合格をいただけました。学校説明を改めて聞いたところ、通学も考えられる学校にご縁ができました。
2月1日は、最初に書いた通り不安が残っていたものの、なんとか新たな第一志望校で合格をいただけて、家族ともども胸をなでおろしました。
本人は「当然でしょ!!」といった風情でしたが。

3月になり制服も届けられ、本人も「部活や行事でこれをやりたい」と新生活を思い描くようになってきました。やはり本人に合っている学校が選べた、選んでもらえたのだと思います。
日能研の先生方、お友達、皆さんの応援があってこそと実感します。
ありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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