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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:
上位校を目指すというわけではなく、教養と知性を兼ね備えた人になってほしいと考えての中学受験でした。
勉強に関しては、決して要領がいいほうではありません。長所である豊かな発想力や行動力を伸ばしてくれて、新たな刺激を与えてもらえるような学校選びを考えました。

最終的にここだと思える学校に辿り着いたのは6年の11月。
娘の6年生時の平均偏差値より6も上の学校で、娘にとっては大きな挑戦でした。しかし、それまで実感がわかず遠く感じていたゴールが具体的になったことで、最後の2ヶ月間を充実して過ごせたように思います。
娯楽を一切断ち、食事も睡眠時間も最低限。必死に時間を作り、過去問と見直しに取り組みました。
厳しかったけれども最後まで頑張ることができたのは、先生と日能研が大好きだったからでしょう。中でも大好きだった算数の先生の存在が大きかったです。

解くのに時間がかかるため、宿題を終えることができず、娘はよくノートに「わかりませんでした」、「ここまでしかできませんでした」などと書いていました。先生はそのたびに「○日までにやろう」とか、「できるよ、もう一度やってみて」とかコメントをくださって、できるまで取り組ませてくださいました。6年の夏休みの宿題は、なんと提出し終えたのは1月と言う状況、でもきちんとやりきったことで、確かな基礎力と自信がついたと思います。

「わからないところをわからないと言えることが○○さんのいいところですね」と言ってくださったことがとても嬉しかったのをよく覚えています。精神面でも支えていただき、12月初めの日能研全国公開模試で少しずつ上がってきていた成績がガクッと落ちて、第一志望校が再考圏になってしまった時も、落ち込んで塾にでかけた娘に声をかけてくださり、「先生に第一志望の過去問やっていいよって言ってもらった!!」とニコニコで帰ってきました。

最後の模試では初めて合格圏に到達、少しずつの積み重ねではありましたが、算数の基礎力をつけていただいたおかげで、最後の数ヶ月間、苦手だった理社に注力できたことが合格につながったのだと思っています。本当にありがとうございました。
そして室長をはじめ、日能研の先生方からは勉強だけではなく、大切なことをたくさん教えていただきました。

室長は「中学受験は当たり前のことじゃない」、「感謝を忘れないこと」、「環境に不満を言わないこと」、「誰かのせいにしないこと」・・・と常に子どもたちに説いてくださり、「本当の中学受験生とは・・・」とその時々に言葉にして伝えてくださいました。

毎回の日能研全国公開模試の前に、室長が書いてくださる模試への心構えのプリントを読んで、我々親の意識も変わっていきました。
最後の塾からの帰り道、娘から「ありがとう」と言われて、「頑張ったね」と二人で泣きながら帰りました。

室長が受験の前に伝えなさいと言ってくれたその「ありがとう」の意味を聞いて、親も覚悟ができました。
3年間日能研で学んだことはこの先の人生の糧になると確信し、試験前日、1月31日の時点でもう十分に満足でした。本当の中学受験生の親にしていただいたと思っております。
素晴らしい先生方との出会い、本当に娘は幸運でした。成長を願っての中学受験でしたが、既に目的は達せられたと思うくらい大きく成長を感じています。お世話になった先生方、本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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