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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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2転3転4転~?転の末の合格

  • 年度:2020
  • 性別:男子
  • 執筆者:
娘は保育園の頃から自分の将来の夢を持っていました。そしてその夢をかなえる為に、中学受験をしたいということで、4年生から日能研にお世話になることになりました。

通塾して数か月、クラス落ちを経験しました。
なかなか以前のクラスに戻れないジレンマからか、親が勉強を教えると娘の機嫌が悪くなる始末。娘は性格的に、先生に質問をすることが出来ず、結局親が塾に連絡して教えて頂くような状態でした。実際のところ、先生の説明を聞き、理解できたと思い込むのみで、自らの力にはなっていないようでした。

そんな日々が一年ほど続き、クラスも下がったままでした。本人は戻りたいとは言うものの、勉強スタイルは変わらず、助言も聞き入れず、娘はマイペースのままでした。

日々笑顔がなくなり、本人の第一、第二志望校のR4は届かず状態でした。室長を交えた親子面談では、勉強方法についての助言は頂くものの、本人の意識は変わらず、段々親のほうが焦ってきました。
このままでよいのだろうか?しかし本人に話してみても変化はなし・・・。
本人の目に留まるような文言や励ましの言葉を貼ってみたり、話し合ってみたり・・・。限りある時間の中、親としてやれることのあまりに少ないことを痛感しながらの一年でした。

そうこうするうちに、とうとう小学校を休むようになり、塾にも行かない日がありました。そんな日は、ベッドで本を読んでいるか寝ているかで、机は封印状態まま。きっとこの頃は、何もかもが嫌になり自暴自棄になっていたのかもしれません。

そんな気持ちを小さいながらも体験し、葛藤し、どうして良いかわからない11歳。
自分の第一志望校は無理かもしれない、同時に将来の夢も無理なのかもしれない・・・。塾辞めたい、遊びたい・・・と本音が出てきました。

早速日能研に連絡を取り、室長とまたまた三者面談。粘り強い室長のアプローチで、娘はようやく教室に入ることが出来ました。そしてその日以降はけっして休むことなく通うことが出来ました。

後から聞くと、「やるしか無い ! 」と思ったと本人が話してくれました。その後もマイペースは変わらないものの、学校や塾を嫌で休むことはなくなりました。しかしながら成績は平坦かつ急降下することもあり、志望校決定までの道のりも、決して楽なものではありませんでした。
結局室長の勧める中学に決定し、本人の変わらぬ第一志望校も受験することとなりました。併せて埼玉入試、併願対策もしっかり決定することができました。

その頃ようやく自分の勉強法に気づきが出てきましたが、なかなか対処しきれていなかったので、本人とじっくり話しました。自らの気づきから、多少自分なりに改善したようでしたが、本人の頑固さにはいささかお手上げでした。

迎えた埼玉入試初日でしたが、残念ながら高熱を発し埼玉入試は全て諦めざるを得ませんでした。そこで急遽千葉入試に切り替えることに・・・。
但し千葉入試の受験有無は、本人次第と親は思い、また室長にお世話になりつつ数校提案してもらい、本人の意志を大切に千葉入試を終えることが出来ました。
結果は、二校中一校から合格を頂くことが出来、本人からようやく笑顔が見られました。

2月本番。1日午前の中学校を志望校とし、その午前がダメだったら併願校を2日に受験する予定としました。
結果は、本人の希望のクラスではなかったものの合格を頂き、次の日からは希望クラス合格を目指して受験が始まりました。
連日の受験で疲労が重なる中、又回を追うごとに問題も難しくなるにもかかわらず、最後の回まで受け続ける娘の姿に、精神的成長感じることができ苦難を乗り越えてきた我が娘に心より拍手を送りました。

最終日の夜は、これまでのテキストやノートの山を一斉処分する娘でした。そしてようやく三年ぶりに、子どもらしい笑顔が見られるようになりました。

喜びを笑顔で表現し、少しずつですが自宅では自己主張するようになり、きっと安堵したのだろうな、と感じる日々となって来てきました。。

これから始まる中学高校の6年間の生活で、自分自身の進路が将来の夢に近づくのか、或いは新たな夢を見出していくのか・・・。

未知の世界に飛び込み、自分の意見をどんどん発信出来る大人に成長して欲しい。そして長い人生、仲間と共に喜びや悲しみ、そして悩みを分かちあいながら、大きく羽ばたいて行って欲しい。人生一生勉強 !

道は違うが、親は精神的なフォローをしつつ、一緒に成長して行きたい !
「中学受験合格おめでとう!!」「お疲れ様でした。」

私達親子は、日能研の室長はじめ諸先生から、とても大きな宝物を頂きました。
日能研の先生方の優しさは勿論、受験までの諸々の葛藤、挫折そしてクラスの仲間の大切さ、これらは日能研に通わなければきっと味わうことができなかったものだと思います。本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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