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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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受験を終えて

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘は細くて小柄なので、リュックを背負った後ろ姿は大きくて重そうな青いNカバンだけがよろよろと動いているようにしか見えませんでした。通塾中は夕方の繁華街を、娘ひとりで歩かせることを心配した日々でした。

帰宅後は、硬くなった娘の肩と背中をマッサージしてあげることも日常となっていました。
塾での様子はと言えば、積極的に友達を作ろうもとせず、又先生に質問に行こうともしない状況で、成績は鳴かず飛ばずというところでした。唯一続けたことは、宿題をしっかりやって行くことでした。

物事へのこだわりは以前から強かったのですが、ふと行った学校見学で「ここに行きたい ! 」と娘から言い出し、第一志望校の決定はあっという間のことでした。併願校に関しては偏差値に頼らず、自分たちの足で歩いて目で見て決めた学校にしました。

そうして挑んだ2月の入試。受験可能なすべての回に挑戦した第一志望の結果は、残念なものとなり、娘の落ち込みは相当なものでした。

親としても、もう少しきちんと復習をさせていたら・・・、又私のサポートがもっとできていれば・・・、そして併願校の選定もこれで良かったのかと・・・。考えだすと後悔ばかりです。

行くと決めた第二志望の制服採寸を終え、その制服を着るのを楽しみに、残り少ない小学校生活を楽しんでいる娘を見ると、これでよかったんだとようやく思えるように今はなりました。

私自身も陰でしっかりと泣いて!今はすっきりとした気持ちです。
少しのテキストを残し、塾の資料も断捨離。心新たに親子共々新天地でまた一歩踏み出そうと思います。

人は色々と忘れてしまうものですが、塾での日々、頑張った日々のことは娘も忘れないと思います。
終わってみればあっという間でしたが、約三年間室長をはじめ、担任の先生、教科の先生、事務の方々、皆様に大変お世話になりました。本当にどうもありがとうございました。

娘のようにごく普通の子どもでも1月2月は波乱が起きます。それを見守る先生方は大変なご職業だと痛感しました。今後ともお身体に気をつけて頑張ってください!
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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