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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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1月受験「油断とリラックスは違う」

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
私は4月から日能研に通い始めた。祖母が家の近くの都立高校出身であり、それをきっかけに受験を意識し始めた。通い始めは「受験」についての意識は薄く、「塾に通っている」ということがなんだかかっこよく感じられて張り切っていた。しかし、4年の二回目くらいの算数の授業で、割り算の筆算が全く分からず、帰りの車の中で大泣きしたことを覚えている。学校では成績のいい方だった私は、初めて勉強でわからないところができて困惑した。しかし、この経験は私の授業の受け方に大きな変化をもたらした。「絶対、わかってやるぞ」と思えるようになったのだ。

4年、5年と新しいことを習っていくにつれ、このことは大きく影響した。母は4年の時の面談で、私のレベルがこのままなら御三家レベルだといわれてとても驚いたという。そこで、5年生の時に塾の先生に勧められて雙葉中学校の文化祭へ行った。印象はとてもよく、そこが私の第一志望になった。

1月10日の栄東中学校では試験会場に行っても全く緊張せず、安心していた。このことが裏目に出た。結果は合格だった。しかし合格最低点との差はたったの4点。塾に行ってテストのふり返りと反省をした。先生が「結果は合格だったんだから、自信を持って。『油断とリラックスは違う』ということを身を持って知れたんだから、いい経験になったと思って次の試験に臨んで」と励まされ立ち直ることができた。

1月14日の浦和明の星女子中学校は、栄東の反省点を意識した。桜蔭や女子学院の子も受けるので、油断は出来ないと気を引き締めた。国語の文章が読みやすくて、リラックスでき、その流れに乗ることができた。結果は合格。試験で教室にいた生徒さんの様子や充実している設備を見て、この学校への進学も考え始めた。だから、この学校の合格は大きな安心材料になった。

そして2月1日の雙葉。試験前、驚くほど緊張しなかった。でもここで、「やばい、緊張してない」とあせるほうがあぶないと思い、「これはきっと、やるべきことを最後まで頑張りぬいた証拠なのだ」と考えることにした。国語は過去問と違って文章が一題しかなかった。でもここで、「試験の傾向、構成が変わることはよくある。そこであせってはいけない」という先生の言葉を思い出し、落ち着いて問題を解けた。

迎えた2月2日9:00発表だった。9:30頃に行き、「あった!あれ、あるよね、やったー!」と周りの人に配慮しつつ、ボリュームを下げて大喜びした。本当に嬉しかった。人生で一番嬉しかった瞬間かもしれない。私が4戦4勝という素晴らしい結果を残せたのは家族が協力してくれたこと、友達が理解してくれたこと、そしてなにより塾の先生のフォローがあったからだ。母とけんかしても、勉強で行き詰っても塾に行けば何とかなると思うことができた。

本当に塾の先生には感謝しかない。そしてこれから受験するみなさん、塾の先生の言うことはちゃんと聞いた方が良い。1月の受験は特に。油断はしないで、リラックスして試験に臨んでください。応援しています。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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