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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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武蔵中受験に向けて

  • 年度:2020
  • 性別:男子
  • 執筆者:
日能研Mクラスに4年より3年間通い、第一志望の武蔵中学に合格を頂きました。
後輩の方々に参考になればと、特に意識して行った武蔵対策の勉強を挙げさせていただきます。

(1)テストの分析による実力の傾向分析と弱点補強:
日能研のテスト結果の分析は、弱点の補強に欠かせないと思います。
我が子の場合、記述模試の成績がよく、日能研全国公開模試などでも、国語と社会は武蔵日特内でも合格圏内でしたが、算数が他の科目と比べるとやや弱く、公開模試でいうと5年生の時は、60を下回ることもしばしばありました。
武蔵の場合、受験者平均と合格者平均ともっとも開くのは算数です。(逆にいうと他の科目では、それほど大きな差がつきません)
そこで、模試や育成テストの間違えた問題の中で、正答率が40%以上のものをピックアップし、解き直しを徹底しました。
また計算と一行題も、どうしてもサボりがちになりながらも、なんとか続け、特に、1週間の中で算数に触れない日は作らないようにしました。
日能研の場合、6年の9月に配られるBT表(学校別に、頻出分野とその分野における関連問題のテストでの正答率が記されているもの)も、弱点のあぶり出しに有効です。
我が子の場合、場合の数と速さがやや弱いことがわかり、テスト直しなども、この分野を中心に進めました。
直前の1ヶ月には、また、武蔵日特で扱った問題で間違えた問題の解き直しもしました。

(2)他塾の学校別模試を受け、立ち位置を把握する:
他塾のライバルの中での立ち位置の把握が大事と思います。
うちの場合、Sの学校別模試とWのNN武蔵模試を計4回受け、合格圏に入っているかの確認をしました。
ここで取れていれば、入試の直前に自信になりますし、自分の合格との距離を客観視でき、対策を立てるのに有効と思います。

(3)過去問演習:
日能研の場合、第一志望は5年分、時期は10月くらいからが一般的で、他塾よりやや少なく、またやや開始の指示が遅いように思います。
うちの場合、9月中旬より、国算は過去問をはじめ、計10年分を12月末までに行い、校舎の先生に添削をしていただきました。
また間違えたところで解き直したほうがいいという先生の指示のあった問題の解き直しを1月に進めました。
理社はやや始めるのが遅れ、11月中旬より4年分、こちらも添削をしていただきました。
それでも、日特で武蔵形式の類題の演習もあるので、結果的には、これで大丈夫であったかと思います。

(4)記述のポイントの徹底:
武蔵中学で学校説明会で販売されている学校オリジナルの過去問を5年生の時から入手し、合計6年分を入手しました。
これは優れもので、単に問題と解答だけでなく、武蔵の先生による「講評」が随所に書かれており、熟読することで、どういうポイントで記述をすべきか(採点のポイント)がよくわかります。
直前期の1月には、この過去問集に書いてある武蔵の先生のコメントを親子で熟読し、過去問の答案と比べながら話し合い、記述のポイント(特に修正すべきポイント)をたたき込みました。

武蔵の場合、他校と異なり、公開模試の偏差値と合格率は大雑把には相関しますが、高偏差値での失敗やR4より低いところでの合格など、逆転の起きやすい学校だと思います。
その理由には、知識の差ではなく記述、思考よりの問題傾向があると思います。
こうした学校に受験では、出題内容に特化した対策が特に大事ではないかと思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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