ハプニングは11月に訪れた。
公開模試の偏差値が10以上、落ちた。
しかもそれが12月の最後の公開模試まで続き、本人も自信を失った。
勉強していなかったわけではなかった。
力はあると思っていたので、自信を取り戻すきっかけがほしかったが、年末までそれは訪れなかった。
結果的に、志望校のランクを下げることにし、そこを第一志望にセットした。
日特も1月から変更した。
ただ自信を取り戻すには、「できる」という気持ちを積み重ねることしかないと考えたため、
基礎を再確認することを12月あたりから継続して取り組んだ。
そして過去問をしっかりこなし、銀本を活用した弱点補強も徹底して行った。
日能研O校スタッフや担当にも多くの個別相談をし、個別サポートプログラムを作っていただくことなどをお願いした。
それを担当教科の先生へ展開していただくなど、こちらのわがままを汲み取ってもらった。
そして娘が自信を取り戻した時が訪れた。1月受験だった。
変更した第一志望と同等レベルの学校に合格した時から、娘の心境も変わった気がした。
「やればできる」「やってきたことは間違っていなかった」
というのが分かった瞬間だったのかもしれない。
そこから気を抜くことなく、本人も家族も一つとなって2月1日の本番に向けた準備を行い、
最終的に2月1日の第一志望の合格も手にすることができた。
10以上落ち込んだときから見事復活し、有終の美を飾ることができた。
娘もこの中学受験という経験ができたこと、
そして必ずしも順調に行かない中でそれを乗り越えることができた経験を、
「本当に良かった」と感じている。
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