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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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継続は力なり ~親子で目指した武蔵中学校~

  • 年度:2020
  • 性別:男子
  • 執筆者:
4年で入塾した時の偏差値は、55。
目標の学校は「東京農大第一中学校」。親子で、「偏差値の高い学校だから、そこまでたどりつけるかな」と言っていました。
4年の時は、他に習い事もしていたこともあり、週3回の塾の宿題に、親子けんかをすることもしばしば。今思えば、よく続けられたと思います。

5年になり習い事も精選し、次第に受験に向けて生活が変わっていきました。
その頃、全国テストで偏差値60を超えることが出来てきました。
塾の面談で、「偏差値60を超えてきたというのは、本当に素晴らしいことです。ここでもう少し、偏差値の高い所を目指してみませんか」と・・・。そこで紹介された学校が「武蔵中学校」でした。

その時は、「まさか、合格するはずがない」と親子で思っていましたが、せっかく塾の先生が言ってくれているのだからと、6年になってから(初動としては遅いのですが)学校説明会等に伺うことにしました。

6年では塾や学校の予定などがあり、なかなか本人を伴って武蔵中学校に行くのは難しかったので、できるだけ学校でお聞きしたことは本人に伝えるようにしていました。
そして何より、夏にあった『Nフレンズ』では、日能研OBで現役の武蔵中学校の生徒さんから、直接お話が聞けたことが大変良い励みになりました。

夏休みは、朝自宅で学習してから、お弁当を持って塾の自習室に行き、午後2時から午後9時までの夏期講習を受け、しっかりと勉強に励んでいました。
自習室での、漢字や算数の小テストが大きな力となったようです。

夏休み後のテストでは、はじめて武蔵中学校のR4の65を超える成績を取ることが出来ました。もしかしたら合格できるかも・・・と、親子にとっての希望が見えてきました。ただ、継続的にその成績を取ることは難しく不安もありました。

本人の強みは算数で、算数が良い時は他の教科が多少悪くてもそれを補ってくれましたが、算数で思うような点数が取れない時は、全体的に偏差値も下がる結果となりました。本人は算数が好きで、どの教科よりも優先して勉強をしていました。

10月に入って、夏休みから順調に伸びてきた偏差値が下がってきたので、その原因を探ってみると、算数は安定して点数が伸びていたのですが、社会や理科の基礎問題で取れるはずの所が取れていなかったことがわかりました。
この頃ちょうどクラス懇談会もあったことで、本人がメモチェをやっていないことに気付き、そこから、まずメモチェを優先して取り組むようにしました。
メモチェを始めて気づいたことは、漢字の間違いが多いことでした。それを直していくのに、時間はかかりましたが、なんとか終えることができました。
次は、理科の「合格の一行題」が始まりました。これが素晴らしい問題集で、今回の武蔵中の理科の問題が解けたのは、これのおかげともいえるものでした。
時間はかかりましたが、受験までに、3回反復しました。

1月になり、埼玉県内の学校での入試が始まりました。なんとか、栄東中学校のA日程は東大クラスで合格できたのですが、次の日の算数一教科では、不合格になってしまいました。
本人にとって、得意の算数一科目だったこともあり、不合格の結果にはかなり落ち込んでしましました。
でも塾の先生から、「武蔵中学校は4科目だから、算数以外にも力を注げ」と言われ、気持ちを切り替えることが出来ました。

その後は社会と理科の勉強時間を増やし、特に日特の復習や過去問を繰り返し解きなおしました。
国語は過去8年分を、各年3回ずつ繰り返しました。国語の先生が粘り強く添削してくれました。

入試3日前の最後の国語の授業で「君は算数ができるんだから、国語は捨てても良いけど、全ての問題を書き切ってこい。」と言われました。それまで、国語に不安を感じていたのですが、逆に吹っ切れたようでした。

当日を迎え、国語は例年通りの問題形式で、先生に言われたように、書き切ることができました。残り時間5分で、漢字の間違いや語句の間違いに気付き、5問を直すことができました。
算数も平年並みの問題で、いつも通りの実力を出すことが出来ました。理科は、「合格の一行題」を解いていたことで、解ける問題が多く自信があったようです。しかし社会は、予想していた歴史の問題はなく、意気消沈していました。

午後は、東京農業大学付属第一中学校を受けました。朝早くからの受験だったこともあり、国語の問題を解いている時に眠くなったようです。結果は4教科で受けていたこともあり、なんとか合格をすることができました。
そして2月2日、午前と午後も受けたので疲れたようですが、その日の夕方に発表を見に行きました。そこで、合格したことを知り、親子で喜び合いました。
その結果を塾に伝えると、先生から「おめでとう。武蔵中学校は、やりたいことをしっかりと見つけらる学校だから、じっくりと6年間かけて自分のやりたいことを見つけてきなさい」と言われました。おそらくこれからの6年間で、きっと見つけていくことと思います。

4年生からの3年間を日能研で過ごし、忙しい毎日でしたが、がんばってきたことが合格という最高の結果で実ったことは大変嬉しいことでした。
親として、勉強をする姿勢や、目標に向かって粘り強く歩むことができたことが何よりの財産で、今後の息子の人生に生きてくると思います。
先生方、今まで温かく見守ってくださり、時には励まして頂きまして、本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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