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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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  • 年度:2016
  • 性別:男子
  • 執筆者:
日能研の全国テストをきっかけに、4年の夏休みに入室しました。

息子はじっくり取り組むことが苦手なため、中学受験の勉強を続けられるのか半信半疑でしたが、勉強への意欲がいつ出てくるのか楽しみにしてもいました。
しかし家での復習は集中力が長続きせず、少しやっては消しゴムで遊んだり、イタズラ書きをしたりするような状態でした。

5年生になっても、日能研が大好きで元気に通う一方、家庭での学習態度は相変わらずでした。
見かねて、「やる気が無いならやめなさい!」と、言ってはいけないとわかっていながら、つい口に出してしまい反省する日々。
この様子をみた父親は、「6年生の夏休み明けに受験をするかやめるか決断しよう」と息子に話しました。

6年生になり、まだ見学したことがなかった東京の学校のオープンスクールに行ってみました。
体験授業を受けた息子の感想は、「楽しかった。この学校に通いたい」。
ようやく自分の行きたい学校に出会い、はっきりとした目標ができました。
この思いがあったからこそ、最後までがんばれたのだと思います。

心の成長に伴い、夏休み前から少しずつですが集中する時間が長くなり、取り組み方も変わってきました。
長い夏期講習も休まず通い、がんばったと思います。
約束通り、夏休み明けに今後受験をどうするのかについて話し合いました。
息子はここでやめるのは納得がいかない、受験させてほしいと気持ちを伝えました。
この時、志望校のR4偏差値には10足りず、かなり厳しい状況でした。
しかし残りの半年の可能性を信じて、受験することを決めました。

日特は休まず通い、苦手な算数はプリントを集中してやりました。
全国公開模試のふり返りやプリントの間違い直し、やるべきことは山のようにあり、時間はどんどん過ぎていきます。
しかし息子はあせる様子もなく、自分のペースで取り組んでいました。

とうとう合格圏に入ることはありませんでしたが、体調を崩すことなく、あっという間に1月の入試を迎えました。
入試当日学校が見えてくると、「少し緊張してきた」と言いながら笑顔で歩いて行き、ふり返ることなく会場へ入って行きました。
試験終了後もすっきりした表情をしており、結果は合格。ほっとしました。

そしていよいよ本番。
2月1日からあこがれの志望校を何度か挑戦する予定でした。
1月受験の合格で自信を持ったのか、
「落ちる気がしない」「1日に合格を勝ち取る」
など、あきれるほど強気な発言をしていました。
「1日はお父さんに一緒に行ってもらいたい」という希望で、父と子で出発しました。

受験態度も合否に関係することを話していたので、試験終了後、「ちゃんと態度も気を付けたよ、試験も出来た」と明るい様子で話していたと聞き、落ち着いて受験できたことにひと安心しました。
午前、午後の受験だったため、帰ってきたのは夕方6:00を過ぎていました。

あっという間に午前受験の合格発表の時間になってしまいました。
ドキドキしながらパソコンの前に集合し、画面に見入ると「合格」の文字が飛び込んできました。
息子は「ヤッター」とガッツポーズ。
まさか1日目で合格できるとは思いませんでした。

こうして長い受験の日々が終わりました。
インフルエンザが流行した時期も1日も学校を休まず、成績が一向に上がらなくても日能研だけは休まず笑顔で通いました。
最後まで明るく前向きにやり遂げたことが、合格を導いたのだと思います。

息子をここまで励まし続けご指導くださった先生方、スタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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