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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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最後の最後まで諦めないでがんばりました

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘は4年後期から日能研にお世話になりました。
どうしても入りたい女子校があるからと自ら希望し入塾しましたが、特に受験準備などもしていなかったので、Wクラスからスタートしました。クラスで少しでも前の席を目指しながら、栄冠や本科の復習、テスト直しのルーティンをこなしていきました。

しかしまだまだ子ども。
疲れがあったりテレビが観たかったり、反抗期のイライラから、何度も親子で衝突したり、成績が伸びずに涙を流したり・・・。
算数が苦手だったのですが、娘は塾では大人しく、なかなか先生に質問に行けなかったり、課題は多く、常に時間に追われる毎日でした。
しかし絶対に辞めない!受かってやると気持ちだけは強かったです。
親の私の方が成績に一喜一憂しながら、算数と理科の間違いノートを作り、予定を組み、先生に助言を頂きながらサポートをしてきました。

6年生でMクラスに上がり喜んだのもつかの間、やはり算数に対して苦手意識が強くなり、何度も何度も解き直し、先生のもとへ質問に行くようになりました。
夏休みの428は、必要なところを三周やりました。一日中勉強、ハードな毎日でしたがそれでも休み明け模試では偏差値は横ばいでした。

熱望校へは憧れが増し、過去問演習も始まりましたが、判定は可能の一番上が最高。
あと少しだねと励ましあいながら、過去問へのウエイトをかけていきますが、またこれが相性が悪い!
第二第三希望は合格平均点を超えても、熱望校は何度も解いても合格点には全く届かず、-20点あたりをウロウロしていました。
とても合格には遠いなと思いながらも、ピリピリする娘をなだめ、応援しながら冬休みを迎えました。

お正月もひたすら過去問、
三学期に入ってインフルエンザにかかったりして孤独感も増し、焦りましたが、少しずつ国語と社会の点数が伸びてきて、合格最低点に届いたのは本番一週間前でした。
前日に最後の過去問を解きましたが、最低点に届かず、娘はしくしく泣きながら解き直し、早めに就寝しました。
本当に不安でした。

当日、娘は驚くほど落ちついた顔で会場に入って行きました。
面接まで終えて出てきた娘は私を見るなり、算数終わった。ヤバイ。と。
あれだけやってもダメだったかと残念な気持ちを抑えて、午後校へ。

翌日も午前午後入試があったので、本人には前の事だけ考えているように伝え、熱望校の合格発表を主人と見に行きました。
私は怖くて見られなかったので、主人が見ると、あった!と。もう全ての力が抜けました。
人生で一番緊張した瞬間でした。

午後7時に他校の受験を終えた娘に合格を伝えに行くと、彼女も人生で一番の喜びを味わっていました。
やったぁ、本当に嬉しい!ママありがとうと言われ、私も感無量でした。

辛いなか、12才の子供がいろんな気持ちと闘って頑張る姿を見て、涙が出る思いでした。心の成長を促してくださった日能研の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
先輩方の栄冠ドラマにも助けられました。
これを読んだこれから受験を迎える皆さんも、辛くても最後まで諦めずに自分を信じて乗り切って下さい。気持ちは通じます。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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