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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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進学校教諭の父の受験応援記

  • 年度:2017
  • 性別:女子
  • 執筆者:
【はじめに】

私(父)は進学校の教諭です。R4偏差値60以上の学校なので、それなりの難関校です。
中学入試の作問や採点にもあたる上、受験生の答案作成の様子、合格者不合格者双方の答案に接する機会もあります。
難関中学に入学したにも関わらず低迷していく生徒も多く見てきているため、中学受験後を見据えて子どもの受験に接してきました。



【中学入試を通じて伝えたかった/やりたかったこと】

・父親にとって中学入試は娘と伴走ができる最後の機会と思います。思春期前に良い絆をつくっておきたいと思いました。結果的にとても楽しい2年間になりました。
・努力することの重要性、勉強の仕方ということを理解させたいと思いました。
・チャレンジ校に受からせることで成功体験を残したいと思いました。



【志望校選び、受験校選び】

中学受験をするかしないかも含め、子どもが「自分で決めた」と実感できるように留意しました。
小学校3、4年の間は10校以上文化祭に連れて行きました。結果的に公立ではなく私立、共学ではなく女子校に行きたいと言いだしたため、小学校5年生から日能研に入れました。
ただ、小3から無料の全国テストや長期休暇の講習は受けさせていました。
娘は清泉の校風が気に入り第一志望にしていましたが、2年間の成果を確かめかったため、湘南白百合も受けさせました。押さえ校は聖園にしました。結果的に3校とも合格できました。(進学先は清泉)
日能研では予想R4偏差値表が毎月配られますが、重要なのはR3偏差値(合格率50%)だと思っています。合格率50%なら対策次第で合格できます。



【留意したこと】

・自学自習の力をつけて欲しかったので、月に1回ほど親子で納得できる学習時間のスケジュールを立て、週の初めに簡単に1週間にやることをアドバイス程度に指示するようにしました。
・やるべき問題は教えましたが、解き方は基本的に教えませんでした。聴いてわかった気になっても駄目と、解き方を教えた場合はインターバルをおき、自分で解けるようになるまで繰り返しました。
・カリテの解き直しを最も重視しました。解いた翌日に正誤と正答率が判るのは良かったです。正答率40%以上の問題を間違えた場合には解き直しをさせました。日能研の教材は多いので、レベルに合わせた取捨選択が必要と思います。
・家庭学習では消しゴムを使わないようにさせました。消してしまうと、どこでどのような間違えをしたのかがわからず、同じ間違えを繰り返してしまいます。
・過干渉にならないよう意識しました。家庭は小学生の子どもにとって最もリラックスできる場所であるべきです。夜も11時前に勉強を止めさせ、7時間以上の睡眠時間を確保しました。


【小6での学習】

最後までWクラスでしたが、カリテで「基礎問題」を選べた上、日能研の授業が1日少なかったので家庭学習の時間を多くとれたことは良かったです。
授業態度や自宅での学習姿勢、カリテの結果から、娘の真の力は日能研平均のやや上と判断していました。
7月までは日能研で言われたとおり授業のふり返りを中心に学習しましたが、週1は友達と遊ぶ日を設定し、ピアノ教室も続け、勉強漬けにはしませんでした。
夏休みまでは算数と理科-物理化学分野の基礎を固めることに留意しました。
9月の全国公開模試の偏差値は41、10月の模試では42と低迷したものの、勉強に向かう姿勢や、社会を除いて基礎的な問題は取れていたことからあまり気にはしませんでした。偏差値の低下は夏休みに力をつけたトップ層が特に算数で平均を上げたうえ標準偏差を広げたことによると予想しています、夏休みに頑張ったはずの子どもの偏差値が下がるわけだから、偏差値に慣れていない親御さんは焦ると思います。
10月は社会に注力しました。MY NICHINOKEN学習サポートの「地方別地理総まとめ」と「歴史メモリー」を毎週1サイクル覚えさせ、4サイクルで基礎を完成させました。以後、社会が安定した得点源になりました。
11月以降は時間があれば夏期講習の算数共通問題428題のうちA問題をランダムに解かせ、基礎問題は絶対に落とさない力をつけさせました。
11月の全分野の学習が終了した時点で、祝日を中心に第一志望校(清泉)の過去問を解かせ、親子で傾向を共有しました。最初から合格最低点を上まわる点数が取れたので自信にもつながりました。正月休みの間にチャレンジ校や押さえ校の過去問を1回分解かせた後、チャレンジ校(湘南白百合)について時間配分と対策を親子で研究し、その上でチャレンジ校についてはもう1回分を解かせました。
1月は夏期講習の算数共通問題428題のうちB問題にも取り組ませるとともに、理科-生物地学分野の総復習をし、受験に向けて完成させました。
筆記用具にもこだわりました。テストで「時間が足りない」と言ってきたのをきっかけに、折れにくく、なめらかで濃く摩耗が少ないHi-uniの鉛筆(HB)を与え、試験の際はHi-uniを使うようにさせました。鉛筆はシャープペンのようなノックや芯切れがなく集中力がとぎれません。娘が言うには、Hi-uni鉛筆は1教科のテストに1本あれば大丈夫とのことで、1教科に1本使い、1本を予備としてすぐ使えるように机に置き、残りを輪ゴムで束ねておくというように工夫していたそうです。入試もHi-uniで臨みました。小さなことですが、効果はありました。


【教科の学習】

『国語』
漢字と語句は毎日やらせ、コツコツ学ぶ習慣を身に付けさせました。
長文対策はしませんでしたが、幼少期にたくさん本を読ませたことが大きく、国語は安定した得点源でした。もともと本が好きで、低学年の時は「動物と話せる少女 リリアーネ」シリーズにはまり、高学年では「ハリー・ポッター」、名木田恵子作品を読みあさっていました。名木田恵子作品には父親もはまり、大人買いして親子で読みました。「星のかけら」「天使のはしご」「コップのなかの夕空」(講談社青い鳥文庫)、「バレリーナ事件簿」(フォア文庫)は大人が読んでも感動できる作品でした。「ビブリア古書堂」シリーズにもはまっていました。
常に図書カードを持たせており、本は自由に買わせました。
難関校の高校生でもセンター試験の長いリード文を読み解く力のない生徒がいます。小学生のうちに読書力をつけることが重要だと思います。


『算数』
5年生のときは計算を毎日やらせ、徹底的に計算力をつけました。
難関校に進学してきた中学生の中にも、計算力がなく、落ちこぼれていく生徒がいます。計算ができない子は分配と結合、移項ができない事に気づき、つるかめ算を方程式で解く方法で力をつけさせました。
つるかめ算を方程式で解く場合には必ず分配と結合、移項が必要なので、計算力がつきました。一方で、その他の問題では塾でならった方法(ビーカー図や面積図)も自由に使わせ、柔軟に対応する力をつけました。
中学受験では方程式を嫌う傾向にありますが、中学入学後に活きる計算力をつけるという目的で、方程式も取り入れるべきだと思います。入試の採点をするのは中高の先生です。
安心して方程式を教えて欲しいし、解説にも算数の解き方と方程式を併記して欲しいと思います。


『理科』
化学物理分野の「化学反応・てこ・電気」は夏休み前に完成させ、定期的に繰り返すことで忘れないようにさせました。
中学入試の採点の経験から、合否は「化学反応・てこ・電気」で決まると感じています。(この分野ができない受験生はだいたい算数もできていない)
生物地学分野は1月以降に集中してメモリーチェックで復習しました。生物地学分野は範囲も広く満点を取るのは難しいですが、壊滅することもありません。
生物地学分野に時間を割かないことが重要だと思っています。


『社会』
MY NICHINOKEN学習サポートの「地方別地理総まとめ」と「歴史メモリー」は素晴らしい教材でした。全体を掴むためにも最小限の知識が必要で、それを理屈抜きで覚えさせるために、この教材がものすごい力になりました。何回でもプリントアウトできるのが良かったです。基礎がつけば、後はメモリーチェックで十分でした。(勝手に勉強してくれていた)
基本的に中学入試の歴史は広く浅くですので、マニアックにならないよう留意しました。


【最後に】

日能研K校の皆様、子どものサポート、適切な助言をありがとうございました。
「塾が楽しい」と、とても楽しく日能研に通ってくれました。入試当日の応援も感動しました。
知っている先生が校門前にいることがあんなに嬉しいものとは思いませんでした。
ありがとうございました。

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