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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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最後までやりきった中学受験

  • 年度:2020
  • 性別:男子
  • 執筆者:
息子が中学受験をしたいと言い出したのは、小4の2月末でした。
すでに進学塾に通っている周りの子の話を聞くととても大変そうだったので、私は反対しました。
将来の明確なビジョンのない小学生のうちから、進学を見据えて多くの時間を勉強に費やすということも、
子どもの健全な発達を妨げると思っていました。
しかし、結局は本人の意思を尊重し、小5の5月から日能研に通うことになりました。
中学受験するつもりのなかった私は、勉強の仕方も、学校についても何もわからず、戸惑いながらのスタートでした。

子どもをただ塾に通わせればいいと思っていましたが、初めての育成テストで全く点が採れず。
一緒にテストのふり返りをしたり、栄冠への道を解いたりするようになりました。
5年生のうちは楽しく勉強できていたのですが、6年生になった途端に、平日の塾の時間が長くなり、
土日も塾、しかも学習内容がグンと難しくなり、今までのようには成績が伸びない、という苦境に陥りました。

こんな思いをする位なら中学受験なんてしたくない、と私も、言い出しっぺの息子も思うようになり、
何度も何度ももうやめようか、と話し合いました。
1ヶ月、2ヶ月と様子を見てもエンジンのかからない息子の姿に、もう諦めるしかないと腹を括り、
6年生の5月に、退塾の電話をしました。
すると電話に出て下さった日能研の先生が「ここで辞めてしまうのはもったいない。
もう少し頑張りましょう。」と励まして下さいました。

その言葉が嬉しくて、涙が出ました。
受験をやめたがっていたはずの息子も、電話をしている私の隣で泣いていました。
息子の涙を見て、辛くても本当は最後までやり抜きたいんだな、と思い、どんな結果になろうと、最後までやり遂げることを目標に残りの時間を過ごそうと決意しました。

あっという間に夏期講習が終わり、秋が過ぎ、合格力ファイナルの時期へと移っていきました。
秋以降も全く成績が伸びず、不安で胸がいっぱいでした。
でも息子と色々な学校を見学したり、毎月日能研全国公開模試に行ったり、
塾にお弁当を届けたりして、濃密な時間を過ごすことができました。

そして迎えた入試本番。
第一志望校は不合格でしたが、本人も私も大満足な結果を出すことができました。
心が折れそうになりながら、2年間頑張ることができました。
受験をやめそうになっていた時の自分に、最後まで諦めなければこんな幸せな結末が待っているよ、
と教えてあげたいです。
苦労した分、合格の喜びは言葉になりません。
とても良い、経験ができました。
親子共に未熟だった私達を支えて下さった日能研の先生方に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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