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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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あきらめない強い気持ちに金メダル!!

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
4年生5月。
息子はいきなり中学受験をしたいと言い出した。
何故?「東大に行きたい」という本人の単純な想いからでした。

5年生7月。
日能研にお世話になることになりました。
日能研は規模も大きく、2週間に1度の席替えや月1のクラス替えなど生徒のやる気を引き出すシステムも本人にとって刺激的で、以前とは違い前向きに取り組んでいったように思います。

6年生4月。
春の面談で開成は難しいと担当の先生に言われ、「やっぱり」と思う反面、まだ1年あるのに無理なのか?とも思いました。
先生からは新たな目標として早稲田中を提示されましたが、2020年の大学入試改革により大学付属校系列が人気となってきていることもあり、早稲田中が合格圏内にある訳ではありません。チャレンジ校でした。
それでも息子は弱音を吐くことなくステップアップを目指し淡々と勉強を続けていました。

2月1日、早稲田中一次試験日本番。
本人は当然ですが相当緊張していたと思います。
試験終了後に迎えた時の第一声は「算数がヤバい!」「時間が足りなかった」でした。やりきった感が全くないようで不安ばかりを口に出していました。

そして2月2日、早稲田一次合格発表。城北中受験日。
息子は1日の夜から城北中の試験直前まで、ズーっと早稲田中の結果ばかりが気になっている様子。
二次試験は一次試験より難しい。だからこそ本人も何とかしたいという気持ちだったのでしょう。
親としては今日の試験を気にしてほしい気持ちでしたが・・・。

試験会場に息子を残し私は早稲田中の結果を見に行きました。
受験番号はありませんでした。
息子はかなり落ち込んでなかなか前向きな気持ちにならず、塾への報告もやっとの思いだったようです。
夜の城北中の合格報告では、先生方の祝福の言葉と3日の激励の言葉をいただいたそうです。
特に1日の算数の出来が悪かったので算数の先生からこんな励ましの言葉をいただきました。
「1日にダメで3日に合格した生徒を何人もみてきた」
「捨てる問題とやる問題を見抜き取り組め」
この言葉が彼の心に響いたようで、息子の気持ちがやっと前向きになったのを感じました。
母親としては気休めでなく絶対大丈夫だからと伝え続けました。
不思議ですが親としても3日の二次試験は合格しそうな予感がありました。

いよいよ2月3日、早稲田中二次受験日。
息子の緊張はピーク。試験前何度もトイレへ。
いざ校門を抜け、日能研の先生方と握手。
クラス担任の先生との硬い握手と励ましの言葉で安心と勇気をもらって試験会場へ。
さて結果は?

運命の2月4日早稲田中二次合格発表。
10時丁度にパネルが掲示されました。
まず息子が一人で見にいきました。すぐに戻ってきて「あるかもしれない!」と弾む声。
今度は父親と一緒に見に行きました。「あったよー!」と私に駆け寄って来た二人。
「ホントー!!」と私、その瞬間私の目からは大粒の涙があふれていました。
その涙は、私自身の嬉しさもさることながら、本人のガンバリ、家族の協力、そして何より日能研の先生方への感謝の涙でした。

母親である私にとって、息子にとっても大きな夢のある長い人生で、この日は決して忘れられない一日となるでしょう。
同時に息子も母親の私も大いに勉強になりました。それは、ありきたりですが『最後まで絶対にあきらめない』こと、『絶対に早稲田中に合格するんだ』という強い気持ちを持つことの大切さです。
 
来年以降受験をされる皆さん、6年生後半は精神的に辛くなります。でも本当に最後まであきらめなければ、そして強い気持ちを持って臨めば目標は達成できます。
是非ガンバってください。

最後に日能研の担任の先生をはじめ、各教科の先生方にはその都度適切なアドバイスと応援のお言葉をいただき、息子の背中を押していただきました。
感謝とお礼の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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