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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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習い事と日能研の両立
学校説明会・文化祭を活用しよう
過去問への取り組み
私・子どもを変えたきっかけ

「やる気スイッチ」の入れ方(男の子編)

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
「どうすれば子どもが受験勉強にやる気が起きるか」
受験生の親が3年間(家庭によってはそれ以上)直面する最大の難問かと思います。
書店に並ぶ親への指南書の類や受験関連の雑誌記事、あるいは日能研での保護者会を
通じても、子供の性格や環境は十人十色、なかなか「これだ!」という特効薬がない
のが実情ではないでしょうか。
ここに記す体験談が果たしてどの程度、後に続く保護者の皆様にお役に立つか
分かりませんが、日能研に入塾し学んだ3年間を振り返って我が家の体験を記したい
と思います。

1.クラブ活動や別の習い事は(少なくとも)5年生までは十分両立可能
我々大人だって「3年間好きなことを我慢して勉強しろ」って言われたらたまりません。
せいぜい1年間が限界でしょう。子供達だってそう。
ピアノやスイミングなどの習い事も、あるいは少年野球だって通塾日とうまく調整すれば
5年生までは十分に両立できると思います。
逆に、6年生夏以降の「本気モード」への切り替えは、勉強と習い事とを両立していた子の
方がその後の受験勉強への集中を上手にできていたような気がします。
(筆者注:同じクラスには受験終わるまでスイミングを続けて女子御三家へ合格した子も
 いましたので、あとは本人の続ける気持ち次第でしょう。)

2.学校を見せるのは最大の特効薬
学校説明会等で実際に学校を訪れ、先輩方に直に接するのは「自分もこの学校に入りたい!」
と受験勉強へのモチベーションを高める大きなきっかけになると思います。
特に文化祭は、自分もこの部に入りたい、あんなこともこんなこともしたい、
誰々も呼びたい、と想像は逞しく留まるところを知りませんでした。
(入学しても、毎日文化祭だけやってる訳ではない、という現実はさておき)

3.過去問集は早めに用意しましょう
最新の過去問を手に入れるべく、入試年度を迎えるまで過去問集の購入を待つ方もいるかと
思いますが、多くの学校で最新の過去問は実物を学校説明会で販売していますし、
My Nichinokenからも入手できます。
早く手元にあったからといって4年生、5年生の時にはとうてい解けないのですが、
自分が目指す学校の入試問題が手元にあるのは受験勉強のゴールを知る上で有効かと
思います。
(息子は、暇な時に国語の長文問題を読んでいました。)

受験を振り返ると、親が「勉強しなさい」と言わずとも自主的に机に向かって勉強したのは
入試一か月前を切ってから、それまではなかなかやる気スイッチが入らない状態でした。
でも、ひとたびスイッチが入ったら別人のように集中して取り組み、無事に志望校合格を
勝ち取ったので、子供のやる気スイッチが入るまで、親は手を変え品を変え、子供の
日々のモチベーションアップに努めましょう。
ご健闘を祈ります。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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