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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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我が家の入試祭り~おひとりさま受験

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘は4年夏より入塾。
低学年時より全国テストに参加させていただくたびに、先生方のお話がとても信頼と共感を持てるものだったこと、また本人も日能研がいい!とのことで入塾しました。
中学受験は、娘が人として自立できる底力をつけていくために役に立つと思ったからです。
娘には憧れのフェリス女学院だけでなく、本当にどこも第一希望という気持ちで受験に臨んで貰いたいと思っていたので、たくさん説明会や催しに行き、学校それぞれの魅力や特色、本人に合いそうなポイントなどを一緒に考えました。
その結果、2月は6校出願、5校受験しましたが、どこの学校も行きたい!と思えての受験となりました。

受講クラスだけ見れば入塾時から4G~6Mクラスにいられ、我が家にとっては上出来だったのですが、家庭学習のムラがそのまま成績に表れ、各教科ごと得意・不得意な分野の振り幅が大きく、成績もその都度大きく違ったので期待と不安の交じる状態でした。
(6年前期の偏差値が国語66~55。算数は65~60でしたが一回だけ43も。社会65~56。理科58~48!と読めない状態・・・。平均すると4科60.2。)

フェリス日特に入り、志望校選びも我が家の方針で充分見込めると言っていただきましたが、後期もばらつきながらの4科平均62。(その中には算数51だった回も。)
手の届きそうなギリギリ。でもダメだったら全滅も無くもない。
もし問題や集中力に恵まれれば我が家で一番の強運を持つ娘のこと、フェリスもいけるかもしれない・・・と正直思いましたが、いつまでたってものらりくらりのマイペース・・・。

家族から見て娘の本気の学び態勢が見られたのはなんと入試5日前。
ちょっと本気が遅かったように思います。
1月受験した浦和明の星女子が残念な結果だった時、一瞬変わったように思ったのですが集中が続かず・・・。

でも実は、2月の受験期間に一番日能研の先生方にお世話になり、そして娘が最後に大きく伸びた期間でした。
先生方がいつも、「入試当日まで子どもは伸びる!」と仰っていたのでそれを信じておりましたが、本当にその通りでした。
2月1日、2日、3日と毎日入試後は教室に通い、元気をもらい的確な直前対策もしていただきました。

我が家では、
「2月は入試祭り!入試こそ6年生が主役。
どこの学校もこの時ばかりは今までみたいなゲストじゃなくて、あなたの席があって、あなたのための問題を用意している。
これが最初で最後のお祭り。
色々な勉強をしてきても1校で出るのは、その学びのほんの僅か。だからどこが合格しても不合格でも4日までは受けよう。
そしてその入試という状況でこそ、それぞれの学校に対して今までと違う想いが生まれるかもしれない。
だから今までの自分のイメージだけでなく学校を見ておいで」
と話していました。

娘はフェリスにもし受かっていたら、早めに受験を終えて小学校に行きたい、とも言っていましたが、だんだん本人もその気になってくれました。
お祭りと思いなんでも来いという状態でいたことと、先生方の温かいサポートのお陰で、私たち家族はピンチをチャンスに変えることが出来ました。

泣き言も言わず、むしろ毎日楽しそうにあちこちの入試にチャレンジ出来たのはひとえに先生方のおかげです。
ありがとうございました!

2月1日 フェリス女学院 <不合格>。普連土学園算数<合格>
2月2日 鎌倉女学院 <合格>
2月3日 鎌倉女学院 or 鴎友学園女子<鴎友を受験・合格>
2月4日 横浜共立二科 <合格>
2月5日 は棄権

娘は2月2日までは鎌倉女学院が第二希望(2番目の第一志望?)でしたので、その合格がわかった時点で受験を止める選択もあります。
ですが、我が家は「お祭り」だったので、娘は意識を切らずに受験が出来ました。

実は2月2日午後に、妹がまさかのインフルエンザを発症しました。
他に見る家族が居なかったので私は次女の看病をすると決め、2月3日、4日は受験の付き添いをしませんでした。
夕方に先生にその報告をすると「結構そういう子いるよ、大丈夫」と道順の地図をプリントアウトしてさらりと励ましてくださったそうです。
娘は一人で電車に乗り一人で受験しました。
そんな極限状態も勇気を持って楽しみ?集中し、元気に帰宅したこと。
本当にそれが充分、大きな成長でした。
もしそれでどちらも受かっていなくても中学受験をさせて本当に良かった、と思えたと思います。

娘は悩みに悩んだ末、一人で受験に行ったけれど合格出来た!中1の生徒さんたちのお手伝いがとても優しく困らなかった、という入試当日の印象が決め手となり、鴎友学園女子中学校に入学する事を決めました。

4年生から憧れ続けた学校の不合格に涙はしましたが、結果的には娘の性格に一番合っているかもしれない、と思った中学校への進学となりました。
娘の選択に家族も全員納得、大喜びの入学です。

2年半お世話になり、本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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