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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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ときめく学校に入学すること

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:
我が家は4年生のときから熱望していたS学園とのご縁は、残念ながらありませんでしたが、同じくらいトキメキを感じたD学園に入学することになりました。

今は胸を張ってD学園に行くんだと言えますが、受験が終わった当初は、その現実をなかなか受け入れることができませんでした。おそらく、子どもよりも親のほうが受け入れるまでに時間がかかったのだと思います。
納得して選んだ学校とは言え、塾側も太鼓判を押してくれたS学園と、入学を決めたD学園とでは偏差値が15も違っていたからです。また在籍していたクラスを考えると、D学園に進学することは、どこかで恥ずかしいと親である私のほうが思っていたからかもしれません。

2月11日、入学手続きを終え制服採寸をした帰り道、「入学するのが楽しみ♪」と言った娘の姿は、もう前を向いていてとても清々しいものでした。

「この学校に入って、あんなことやこんなことをしてみたい!」「説明会で会った広報の先生は、私の名前覚えていてくれたよね!」「数学が分からなくなったら、あの先生に聞きに行けばいいね!」「この学校で私、トップ3に入るから!」「どこの部活に入るか迷っちゃう!」など、夢や希望、D学園に対する思いが溢れていました。

その時、初めて私が偏差値に囚われていたのだと気づきました。何度も学校訪問し、自分の目で確かめ、たくさんの学校の中から決めたはずの学校。偏差値では計れない校風や教育理念、そして教育施設に環境・・・。在校生の様子や肌で感じたものを大切に娘と一緒に選んだ学校でした。
そのような学校が私たち親子にとって恥ずかしいもののわけがないのです。見学もせず、偏差値だけで決めてしまっていたら、おそらく後悔があったことでしょう。だからこそ、学校選びは大切であると強く言いたいし、ときめく学校とご縁があったことは本当に幸せなことなんだと実感しています。

一つアドバイスをさせていただくとしたら、親子でときめく学校をたくさん見つけることができれば、併願の幅が大きく広がると言うことです。
我が家は通学時間や乗り換え回数を重要視していたので、10校ほどに絞って見学した結果、通いたいと思える学校が3校見つかり、早々と併願を組んでしまいました。もしもっとたくさんの学校を見学していたら、更に違ったときめく学校に出会えたかもしれませんが・・・。

親が気になった学校は、まずは一人でも見学することをオススメします。そのあとお子様と一緒に見学し、反応を見てください。2/1~2/5まで、最大10校受験することができます。10校受けるかは別として、選択肢をたくさん作ってあげてください!それは親の役目です。

受験当日は何が起こるか分かりません。ご縁をいただき、入学を決めた学校が子どもにとってふさわしい学校であること、そしてそれは我が子の人生において意味のあることだと今は心から思っています。

皆様のご子息ご息女が、ときめく学校とのご縁がありますよう心よりお祈りしています。
 
 

 
 
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