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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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応援してくれた、たくさんの仲間

  • 年度:2018
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
手ぬぐいが配られ、家族や友達、先生方や卒業生が書いてくれたメッセージを、帰ってくるたびに読む。
名前を利用したおもしろい言葉を書いてくれる先生、イラストをそえてくれる親友。なやんだ末に決め言葉を一発ドカンとうちこむ男子、メッセージの最後にちゃっかり部活を宣伝する卒業生、残念なことに脱字のある文を書きなぐった家族・・・。多様なメッセージを見ていると、嬉しさで胸がしめつけられた。
こんなにも応援してくれる人がいるなんて、と思うと感動してしまった。

壮行会の日。各科目の先生の話のときに、国語の先生が最後に言った言葉、「ありがとう」。それに、遠い他の教室から理科の先生が駆けつけてくれた。一つひとつが、とても温かい。また、帰るときに、わざわざ卒業生二人が私一人だけのために大勢の人を押しのけ、来てくれた。胸がいっぱいになった。

帰宅すると、母から驚きの物を渡された。小学校の、同じクラスの男子からの手作りパンだった。そえられた手紙には、「受験勉強がんばって下さい」――。それを見たとたん、もうたえきれなくなった私は、大声で泣き出してしまった。「ありがとう、ありがとう」。何度もくり返した。
2月1日の朝、プレゼントされたパンを食べ、手ぬぐいをにぎりしめ、壮行会の情景を思い描いて、母に「大丈夫だから」と声をかけ・・・将来の母校の校門をくぐった。
みんな、ありがとう。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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