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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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のんびり娘の成長

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
3年生の1月。「塾行ってみる。」と軽い気持ちで日能研のテストを受け、意外と成績も良かったので、そのまま入塾を決めて中学受験の道を歩み始めた娘は、その後暫く何度自分の選択を後悔したことでしょう。
元々のんびり屋でマイペース、慣れることに時間のかかる娘は、4年生でかなりの苦戦を強いられました。
加えて丁度その時期に重なった大好きな父親の海外赴任。苦手な算数を教えてくれる頼もしい存在が不在となる中、一度は家族で海外に行くことも考えましたが、娘が行きたいと一目で決めた学校は、帰国子女の募集がなく「あの学校に入る為に日本に残る。」と自ら決めました。

そこからは、母と娘の女二人三脚。
冷静さを欠きがちな母とのんびり屋の娘。歯車がかみ合わず、笑う回数よりも怒ったり泣いたりする方が圧倒的に多かった二人でした。止める人がいないのでエンドレスです。
そんな中でも実力を少しずつつけていき、母が中学で身につけた歴史をわずか数ヵ月で頭に叩き込む5年生の秋。毎週100年単位で進むので、家のA3ホワイトボードはどんどん増えていき、母の下手な絵に失笑しながらも、時代を行ったり来たりして、いつの間にか得意分野になっていました。

そして6年生。もう後悔の念は寸分も見られず、のんびり屋の性格は影を潜め、まっすぐ前を向いてがむしゃらに勉強をするようになっていました。母の役割は徐々に見守り隊へと変化していき、代わって同じクラスのお友達が共に学びながら、励まし合いながら、娘に本当に良い刺激を与えてくれ、支えてくれました。時には先生のお話を面白おかしくしながら、雨の日も猛暑の日も皆で通い、日特でも切磋琢磨する日々。
苦手だった算数を見てくれていた父が休みを取って帰ってくるも、もう歯が立たないので、娘は日能研の先生方に授業がない日もフォロー頂きながら、終盤を迎えました。

1月30日、仕事帰りに壮行会中の日能研の教室を下から眺め、先生方やお友達を始め、支えてくださった皆様への感謝の思いがあふれ自然と涙が込み上げてきました。
娘は1月31日、満足しきった顔で「結果がどうあれ、中学受験、やって良かった。」と言って床につきました。
そして2月1日。この日受けた第二志望校の合格を頂き、続く2日の第一志望校は残念ながら振るわず、娘の受験は2日で終わりました。
結果に娘も母も涙したものの、ここまでの過程で得たものの大きさに感謝しかありません。
入試前に国際情勢を正確に揶揄した絵を描く娘を見ながら、また入試後もニュースを見ながら「泉佐野市はタオルだね。」とさらりと言う娘を見ながら、のんびり屋の娘のここまでの成長は中学受験なくしては得られなかったと実感しております。
娘には是非この経験を糧にして今後の学生生活、新しいお友達と切磋琢磨しながら、頑張っていってほしいと願ってやみません。
お世話になった先生方、お友達の皆さん、本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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