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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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日特、オプション講座を受講して
友だち・仲間

ちょっと先の意外な結末 ~初めの一歩は~

  • 年度:2016
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
2月1日、みんなから送られ入試に向かった私だったが、校門の前に立った時、足がすくんだ。
私を真ん中にして、父、私、母と横一列に並んで、おどり場まで行った。
両親はうきうきしているのに対して、私は心配で押しつぶされそうだった。

ただそれは、受験の事ではなく、親友が第一志望校に受かっているのか、心配だったのだ。
今の自分があの自分に言いたい言葉はただ1つ、「このお人好し!」。
まあそれはさておき、私は今まであまり勉強しなかった。31日にちょっとがんばったけど、それだけだ。
ただ、桐蔭に行きたいと思った。
あまり勉強してないのだから、落ちるかもしれないと常々思いつつ、試験に臨んだ。

午後8時、書いてある事実にやはり泣いた。
「XXXX」私の受験番号。これ、私の暗証番号にしよう。書いてある事実とは、ずばり合格である。
ネットの合格発表は、まちがいもあるから、明日、合格を見に行こう。
そして翌日、やはり「XXXX」の番号が書いてあるのだ。またもや、泣きそうになった。
目頭が熱くなり、必死におさえて、数十分耐えた。
合格書をもらった即座に「トイレ!!」と叫び、かけこみ号泣した。
こんな私が受かるなんて!
やっぱり「XXXX」って番号、私の暗証番号にしよう。
きっと何らかの縁があるはずだ。

そして13日の制服合わせの日。友達と会ったのである。
同じ日特の教室で勉強したのだ。
忘れられない名前だなと思って仲良くなったのである。
これから6年間、よろしくと思って、友達を見ると笑っていた。
私やっぱ運命線強いかもと思いながら、自分の道をまた一歩ふみだした。
最初の一歩。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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