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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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親子3人でつかんだ栄光

  • 年度:2020
  • 性別:男子
  • 執筆者:
ひとり息子が3年の夏からお世話になった日能研。
この時から親子3人中学受験を意識していたのは間違いなかったのですが、
野球チームに入っており、父子ともにそちらにドップリだったこともあり、
塾も休まないけれど何となく6年生を迎えました。

そんな私達にひとつの転機が。新6年生を迎える保護者会。
妻に代わり初めて私が保護者会に参加しました。
先生からのお話を聞き、いよいよ受験の年が始まる緊張感と配布された教材の重さ同様、
ずっしりとこれからの道のりの険しさと不安がのしかかりました。
極めつけはクラス替えで息子のクラスが落ちたことです。
私達夫婦は無理をせず、じっくりと勉強に取り組み、基本をしっかり勉強することがむしろ良いのではないかと捉えましたが、プライドの高い息子は結果を聞くなり号泣して、『もう塾はやめる』と言い出しました。
数時間泣き崩れていましたが、『塾の結果やクラスで入試の合否が決まるわけではない。
志望校に合格するために塾に行くんだよ。』夫婦で励まし、翌日からは吹っ切れたように通塾しました。


志望校もある程度決めていきましたが、M先生の『Y君にはここの学校が合うんじゃないでしょうか』
という一言で「中学を研究、見学する」と本人の意欲も高まり、私達夫婦もこの学校に息子を預けたいと心底思い、目標に向かって親子3人「受験モード」になりました。
これまで、どちらかと言うと受験のことは妻任せだった私ですが、
いわゆる中学受験本を1冊だけ読み、それを参考に毎日の勉強スケジュールと各科目の進捗管理、
テストの成績管理をすることで息子と一緒に戦い、色々なことが見えてきました。

夏休みには気分展開に「ミニ合宿」と銘打って、数日ふたりで図書館に通ったりしました。
秋からは過去問中心にスケジュールに沿って充実した生活が送れたと思います。
妻も膨大な過去問のコピーが大変だったと思います。
そのくらい過去問はかなり量をこなしました。そんな中、受験を応援してくれていた祖父が他界。
息子は一報を聞き号泣しましたが、泣きながら『ジイジのために絶対T中学に合格する!』
と誓うくらい精神的には充実、成長していました。

肝心の成績ですが、飛躍的に伸びませんでしたが、ジワジワと第一希望T中学のR4にあと一歩というところまで来ました。
ただ、成績の波もあり、私自身まったく自信はなく、本人だけが常に合格すると公言していました(笑)。
年明け後も過去問中心に進めていきましたが、想定以上に点数が伸びて行き、
不安よりも期待を持ちながら本番を迎えることが出来ました。


1月の埼玉入試合格を経て、いよいよ2月1日T中学本番。
ジャイアンツファンの息子には『今日は日本シリーズ最終戦。勝てば日本一。
お前は菅野。調整もバッチリ。大一番に絶好調で登板出来る。』とにかくポジティブなことしか言いませんでした。
入試が終り、息子は私達と目が合った瞬間、サムアップポーズ!私達夫婦も安心しましたが、
塾での答え合わせと時間の経過とともに次第に現実的になり、3人とにかく生きた心地がしない時間を過ごしました。
そして、当日の合格発表。ドキドキの私達とは裏腹に息子は『自分でパソコンを見る!』。
次の瞬間、見事合格!3人抱き合い、笑顔笑顔で私達親子3人の受験が終りました。

思えばクラス落ちした後、いい先生に恵まれたり、入試1科目目の国語の第一問に息子の名前の漢字が出題された運もありましたが、お世辞にも優等生タイプではない息子ですが、最後の半年でとても成長したと思います。秋までは野球チームにもほとんど参加していましたので、よく頑張りました。

やはり家族みんなの協力がないと中学受験は難しいですね。
日能研だったからこそ最後までやり通すことが出来たと思います。
これも日能研でお世話になったすべての先生、関係者の皆さまのお陰です。
3年半暖かくご指導いただき本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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