女子校に行きたいという娘の一言で始まった中学受験でした。
4つの塾から印象がよい日能研に決めました。自習室があり、自宅から近いというのも決めた理由です。
あの時は、この点が合格と深く関係するとは思ってもいませんでした。
娘はどこにでもいる普通の女の子でした。
お友達と遊びたい、勉強は言われたら仕方なくしますが、自分から面白いとするタイプではありません。
入塾し、「日能研って楽しい」と言うので、ようやく勉強の面白さに気がついたのかと思えば、「サンタがいるんだよ。○○先生って言うの」と、面白い先生がいたと笑顔で話され、ガクッとなったのを今でも覚えています。
ごく普通の女子は、ごく普通に日能研ライフを過ごしました。
病欠以外休まず通えたのは、教室でのお友達、先生方に恵まれたからだと思います。
6年で志望校を決めましたが、6月の日能研全国公開模試で1科目は志望校に偏差値が約20足りず、夏は一生懸命に勉強しました。
秋は思うように成績が伸びず悩みましたが、過去問をやり合格点に達していると、みんなで喜んだりしていました。
冬期講習が始まると、「1年前に戻れたら女子学院に通えるかも」と、親が「は?」となる発言をし、食事以外は机に向かうか、自習室へよく行くようになりました。
親が夜は先に寝てしまい、娘が一人で遅くまで勉強するようになりました。
この頃から時間を大切に過ごす娘の姿を目にするようになりました。
やる気になるのが遅かった我が子ですが、自宅近くの塾に通うことで、無駄な時間を作らずに勉強に多くの時間が取れて、遊びや習い事も続けられました。
そして、第一志望校に合格することができました。
念願の合格を手にしたので、卒業まで遊んで過ごすかと思っていましたが、入試問題の丸付けをして、算数がダメだったからやり直さなきゃと娘が言いました。
普通の女の子がこんなに変わるとは、入会時には予想できませんでした。
勉強への取り組み方を教えてくださった先生方に感謝いたします。ありがとうございました。
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