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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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まさかのひとめぼれ、まさかの心変わり

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
中学受験をすることは、息子が生まれた時から決まっていました。母親の私も桜蔭中と雙葉中、慶應中等部を受験し、桜蔭で6年間過ごし、今でも同窓生のほぼ全員でメルマガを通してお付きあいがあり、素晴らしい友を得たと思っていますので。4、5年生の間は1年生から続けていた少年野球との両立に大変さを感じながらも野球の試合を優先させて頑張っていました。6年生になる時に足のケガを機に受験に集中する為、野球をやめました。野球に向いていた集中力は勉強の方にスイッチが切り替わり、日能研でのとても優秀なお友達にも恵まれて、受験や進学に対する意識もとてもおとなな考え方へと変化していきました。受験勉強を始めた頃はとにかく野球の強い所を。親としては進学実績が気になるところです。それが、自分が野球部を強くするから、勉強ができる所というように変わりました。

いよいよ、一月受験。一度模試で使ったことのある栄東の場所が気に入ったのか、合格したら第二候補と。
Aを受けたあと、ものすごく緊張して、トイレも水飲みも何度も行ったと。結果は×。20点届きませんでした。
発表をみて、号泣。Bは受けないと。しかし、美容院で髪をさっぱりとし、本屋でリフレッシュして帰り、日能研に報告は、Bも受けます。そして、B。惜しくも3点差。しかし、算数を公開模試でしか採ったことのない91点。これにすっかり自信をつけ、自分は理系だと。ん?社会は?社会は何もしなくてもいつも高得点でしたが、社会もできる理系だと。
まだ子どもです。立教新座の試験の話の前に栄東Aの午後入試は西武文理特奨特待を受け、変な顔をしていましたが、結果は特待生合格でした。立教新座も終わってから変な顔、出来なかった顔をしていましたが、翌日、私が留守の為、結果を紙に書いておいて欲しいと言って学校に行きました。
祈るようにパソコンを開くと、“合格”。思わず、嗚咽をもらしながら号泣してしまいました。
紙に書いて、花丸を書いて“おめでとう合格だよ、慶應中等部頑張ろうね”と。みんな大喜びで、私の心の中は、立教でもいいんじゃないかと。すると、本人も立教いいなと。後から聞くとひとめぼれだったそうで。
そして桐朋を2月に受けますが桐朋は好きではなかったと後からまさかの告白。
桐朋日特でしたので変えられないと思い黙っていたと。そしてもし桐朋に決まったら通うつもりだったと。
しかし、その後桐朋は×。入試の時間に食堂での待ち時間、父親に私に立教の良さを力説しまくりました。
私はどうしよう、間違えたと。しかし、日能研に電話をして、立教に三人ともが各々魅力を感じてしまい、心変わりしてしまったこと。桐朋がもし受かった場合はどうしたらよいかわからなくなった旨を相談したところ、それはよくあることですよと言っていただき、すっきりしまして、立教に決めました。

そして慶應に思いきり行く!といって受けに行き、親二人は二次の面接の準備を進めました。
残念ながら面接の成果は試すことができず終わりましたが、笑顔で立教新座に進学を決め、そこで素晴らしい室内練習場を備えた野球場で野球をすることを心待ちにしております。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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