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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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合格・不合格より大事な3ヶ条

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
ある先生の言葉「結局は気持ちなんだよ」

それを聞き、私は「そっか、『合格したい』と思えばいいのか!」そう思いながら1月31日まで勉強した。

1日、第一志望のフェリス女学院を受験。
国語で時間配分をミス、でもその失敗を引きずらず得意な算数を受け、理科社会も終了。
次は面接。そこまで緊張せず受けることができた。
無事終了。
自分の中では3割、落ちたかな・・・?と思い、でも7割、絶対合格!と思っていた。

2日、田園調布学園を受けた。終わった後、「余裕!!」と思い、昼ご飯を食べた。
そこで1日目の結果を確認。

受験番号****、生年月日********入力!さあ!!

「残念ながら不合格です」
もう自分の目を疑う勇気さえなかった。でもここで泣いても仕方ないと思った。
「待って・・・あの先生ウソじゃん!!」
憎む気持ちは一切ないのに、なぜかイラだった。

午後、普連土学園を受験、そしてその夜田園調布学園の結果が出た。
合格。嬉しいけど、嬉しくない。変な気持ちになった。フェリス女学院の不合格が忘れられない。
するとお母さんに「今、どう思ってる?」と聞かれた。
素直に「フェリスの不合格が悲しい」と言った。
そして「泣きたい?」と聞かれた。「泣きたい!」と言った。
お母さんは「糸切っていいんだよ」と言ってくれた。
その言葉を聞いた瞬間、大粒の涙が滝のようにこぼれおちた。
でも泣いたことで気持ちが少しスッキリした。

3日、朝、昨日の普連土学園の結果は合格。2連チャン合格、「やった!!」と思った。
自信をもって第二志望の東洋英和女学院を受験。しかし不合格となった。
悲しかった。家で号泣。

そして4日、倍率の高い法政大学第二を受験。でも、めっちゃ出来たという自信はあった。結果合格。これで3校合格。

次の5日の中学はフェリス女学院に似ている学校の頌栄女子学院だったけれど、6年最後の日能研全国公開模試の偏差値より「5」上だった。受かったら奇跡!と思っていた。

6日の朝、予定時間より少し遅れて結果がでた。順に番号を見ていく。すると「××××」・・・あった!
Webを見ながら「受かった」と叫んだ。そして、お母さんとハグして思いっ切り泣いた。
そして頌栄女子学院に進学することにした。

第一志望受かんなかったって、第二志望受かんなかったって、なぜか頌栄女子学院が第一志望に思えてくる。
この理由は面接が始まる前の時間に、頌栄生が頌栄の楽しさをたくさん教えてくれたからだ。素直に「この学校フェリス女学院よりいいかも」と思った。
一気に頌栄女子学院が大好きになった。その時、第一志望のフェリス女学院のどこがいいのか考えてみた。「キリスト教」「女子校」「自由」「楽しい」などなど。でも考えてみれば、それは頌栄と同じだったのである。そして、初めて、今まで感じたことのない喜びを感じた。

5日間の受験を振り返ってみて私が考える大事な3ヵ条は、「最後の一秒まで受け続ける」「努力はやった分だけ実る、逆にやらなかった分は実らない」「第一志望のどこがいいのか」。
この3つのことをしっかり胸に抱いて受験に向かってほしい。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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