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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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最後の差は親の執念です

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:
2月2日 第一志望のT校の一回目受験を終えて、家でテストのふり返りをし、あきらめた後、
翌日二回目に向け娘は勉強をしていました。
無理だろうと思いながら合格発表時刻ころに合格番号HPを開きました。
そこに娘の番号を見つけた時は目を疑い、家族で確認し大声をあげて本当に喜びました。
受かるとしたら三回受けてやっと繰り上げ合格をいただけるかもしれないと思っていたからです。
夜、MYNICHINOKENの模範解答で、自己採点をしてみると、社理がだめでしたが、国算が予想以上に良く、
過去問演習の自己ベストを上回っていました。
1月受験校で解いた物語文が国語で出たり、前日に地震が起きて話題にしたことが理科で出たりと
幸運もあったと思います。

ふり返って、気が付いた点を挙げてみます。
新4年生のころ2科目で通塾を始めました。本科授業は楽しそうに通っていましたが、
家では好きな本ばかり読んで勉強には身が入りませんでした。
まずは家での勉強の習慣づけに苦労しました。

5年生では、毎週のカリテの対策で一杯一杯でした。社会の暗記が苦手でした。
算数のケアレスミスも目立ち始めました。計算と漢字で、スペースの使い方、
見直しの工夫を試みましたが効果がありませんでした。
週末のテストに向けて授業の復習はかかさずやっていました。
学校巡りは6年生では時間無いので4、5年生でほとんど済ませました。

6年生の夏休みは運命の別れ道でした、分厚いテキストをみて娘は嫌気をさしたのです。
初めの1週間は夏期講習から帰ると勉強せず遊んでいました。
娘を説得して自習室で勉強させましたが、これが功を奏して、
集中してやればたくさんできることに本人も気づき、モチベーション向上につながりました。
夏休みは計画をたて社会と算数にほとんど時間を割きました。
428問の算数共通問題は好きでやっていましたが、社会の総復習はなんとかこなして夏期テストで
成果をだせました。

秋になると日特が始まり、本当に時間がなくなりました。
テキストをこなしながら過去問解きましたが、初めは身につかなかったです。
11月に日特のクラスが落ちて、過去問演習をやめ、奮起して全科目の弱点強化に時間をかけました。
12月に、試験会場は豊島岡女子学園でしたが、日能研全国公開模試で驚異的な成績をだせました。
このころまでに改善されたことがありました。
計算のケアレスミスはいろいろなところに相談し、原因は、焦りだということが分かりました。
後半の難しい問題を解くため前半で時間を稼ごうと焦っていたのです。
JG日特で難易度見極めや見直し時間の術を身に付け克服できました。
国語の選択肢は、T校の過去問を解くうちにひっかけパターンを見ぬけるようになりました。

12月以降は、T校一本に絞り過去問をこなし、残りの日能研全国公開模試やカリテは気にしなかったです。
JGも合格最低点が高すぎて社会が足を引っ張ると分かりました。
過去問のやり方は会員サポートセンタに相談し具体的なアドバイスをもらい、本当に助かりました。
冬休みから、過去問を解いては間違った単元のテキストを勉強しなおすことに専念しました(見直し含めて1回に約7時間かかりましたが)。
過去問は、秋に10回分、冬休みから1月末までもう一度やり、追加で新規1回分、のべ21回やりました。
国語の論説文は選択肢のパターン、言い換え箇所の抜出し、段落内容に沿ってキーワードを記述に書く、
こういった点を心がけました。

算数は、時間配分、問題種類ごとに着眼点と情報整理のパターン化を覚えて単純問題へ分解することを意識しました。立体問題は粘土を使って解いたり、先生からプリントをいただいたりして勉強しました。
社会では、歴史は年代並び替え、地理は統計、公民は資料集読み込みを徹底して、理解しました。
理科では、力学は原理の理解、化学は計算式、生物は暗記でとれるものはとることに専念しました。
1月に入ると合格最低点を上回るようになっていきました。

冬休み明けの1月は、本科授業の復習もできず、併願校のUAとK女子の過去問を2回ずつやっただけでした。
それでも受験したすべての学校で合格できたのは、娘が過去問の復習を頑張った成果です。
1月校で合格が続くと2月は油断すると聞いていたので、T校が合格するまで1校だけ合格を娘には伝えていませんでした(合格祝いにレストランで食事して娘には謝りました)。

あと、4年生5年生からやっとけばよかったのは、弱点科目を時間のある時に見直すこと、
国語の語彙はテキスト本文みて増やすことです。
6年生12月末から早寝早起きを頑張りましたがほとんどできませんでした。

娘は重いNバッグと親の期待を背負い、3年間よくがんばったと思います(偉かったね)。
最後に、私の心にいつも残っていた言葉です。
『合格の最後の差は、「親の執念」です。』(日能研の歩き方より)

お世話になった先生やスタッフの方々、いままでありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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