第一志望校2度目の挑戦で合格。入学後の生活を思い描き、絶対に合格する強い気持ちと憧れ。
「本気になったのは1月校で不合格になってから」
そんな息子と日能研で過ごした1年間です。
Nフレンズ。自ら勉強方法を質問し、先輩が塾で使ったノートを見せてもらいました。
字や図が濃く大きく書かれていることに影響を受け、何度言っても直さなかった息子の薄く小さな字は変わりました。
先輩から学校生活の話を聞けたことで、5年から憧れていたこの学校が揺るぎない第一志望となりました。
それからは、制服を着て過ごす姿や行事について楽しそうにイメージを膨らます日々でした。
先輩にいただいた直筆メッセージカードを読み返しては励みにして、受験当日も持って行きました。
算数が苦手。
12月に入っても好きな社会ばかり勉強。算数が出来ないと合格は難しいと伝えて、この頃から重点的に取り組みました。
BT表からはR2に届かない星印を出題頻度順に、模試とF256からは志望者みんなが取れるものを確実に。
そして合格に直結したと思う勉強が、1月に不合格となった学校の算数入試問題。
塾でふり返りの際「この問題が解けないのはまずい。」と先生が志望校頻出単元を指摘してくださいました。
やり直すも自力では解けず質問へ。この時点での理解不足は焦りましたが、先生のおかげで間に合いました。
結果的に、F256の難度や問題傾向が似ている学校の不合格が、第一志望校合格に役立ちました。
これまで、質問が苦手だった息子が納得できるまで食らいついた、ようやく本気になった瞬間でもあります。
志望校との距離。息子の偏差値は志望校R4と比べ2月1日入試で5以上、2回目以降入試では10以上の不足。
それでも、第一志望校を変える考えはなく、また、全日程出願を決めていました。
塾の面談では先生が気持ちを尊重してくださり、「これだけ行きたいのだから第一志望校の日程を邪魔しないように併願を組み、第二志望校は確実に合格を取りましょう」と寄り添ってくださいました。
過去問。
1月校は各1回。第二志望校は4科目合計点が3連続で8割を超えたところで終了。
第一志望校は直前まで数多く解きました。1月には苦手な算数も6割を超え4科目合計点が7割近くで安定し「力がついてきた。絶対合格できる。」自信を持つように声をかけていました。
2月1日、「早く受験したい。楽しみだな。」と会場へ。
ところが、「いつもの単元が出てない。算数が難しかった。」
午後入試中の発表、不合格。
試験後、息子に結果を伝えそのまま塾へ。直ぐに、算数の先生が入試問題を解いてくださり「この問題は難しい。」と言って、今日の頑張りを労ってくださいました。
「先生でも難しいなら仕方ない。」
「切り替えた!塾に行って良かった!」
息子は気持ちが楽になった様子。
応援と握手で明日への力をもらい帰宅。当日発表の午後入試は合格。大きな自信となりました。
2月2日、息子の様子は普段通り。
「過去問は合格点に届いている。気持ちで負けないように。入学したいって思いを出し切っておいで。」と送り出し、力を出せると信じ、得意分野が出題されていることを願いました。
試験後は「やり切った感がある!」と明るい表情で報告してくれ、それだけで十分な気持ちでした。
「受かっている気がするけど、ダメかもしれない。」
そんな言葉を何度も呟く息子と発表時刻を待ちました。
合格!
偏差値的には厳しい入試。それを逆転する「強い気持ちと憧れ」で引き寄せた合格。
「壮行会で先生が言ったけど「もし落ちたら塾においで。気持ちをいつも通りにしてあげるよ。」って、本当だった。」
そして、「来年のNフレンズに出席する。」と言っています。
少し恩返しが出来るでしょうか。
新6年入塾。
仲間に恵まれ一緒に受験生になれたこと、日能研で過ごした時間と中学受験の経験は今後の糧となるでしょう。
真剣に向き合ってくださった皆さまに心から感謝しております。ありがとうございました。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。