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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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トムソーヤの中学受験

  • 年度:2019
  • 性別:男子
  • 執筆者:
動物が好きで、何でも表現したがる息子。
小学校の授業に退屈さを覚えていた息子が入塾したのが小5の4月のことでした。
飽きっぽい性格のため当初は2科目での受講で様子を見ていましたが、4科目を希望するようになり、夏の講座から4科目に切り換えました。
塾には楽しんで通うのですが、普段は友達と遊んだり、ザリガニを捕まえたりとトムソーヤのような生活を送っており、自宅で復習する様子は皆無でした。何度も注意しましたが、学習習慣は改善されないまま通塾を続けていました。

小6で上のクラスに入り少しずつ進学への意識は芽生えても相変わらずマイペースな様子です。
本人の性格に照らして見ると、自分で納得しないことには受容しない面がありましたので、受験指導でならす進学校よりも自由な校風で個性を伸ばす伝統校の方が合っていると思い目標校として定めました。
分不相応に高いレベルの学校ばかり親は掲げたので、本人もなかなか決めきれずにいました。
1月に入っても勉強には身が入らず過去問で取りこぼしがあっても楽観的な態度でした。

迎えた最初の埼玉入試では結果は不合格。
本人もこれには驚きを隠せなかったようで、同校の挽回入試で何とか合格しました。
後期の埼玉入試でも不合格。
こちらは基本的な知識不足に加えて、算数、理科の計算ミスが目立ったことが反省材料です。
その後1週間の本命に向けて、一家で実践力アップのための特訓の日々が続きました。

そして迎えた2月入試。
3日間連続でどれもまあまあな手応えだったようですが、結果はいずれも不合格。
諦めにも近い状況であったところ、日能研スタッフから残りの日程での受験を勧められました。
もう希望するような学校は残っていないと思っていたのですが、よくよく話を聞いてみると我が家で希望するような伝統校、それも成績においても身の丈に合った学校の入試がまだ残っているとのことでした。
本人に確認すると「2月1日の本命校は受かったらいいと思ったけれど、よっぽど背のびしないとついていけないから本当のところは不安だったんだ」と本音をもらしていました。

残り4日、5日、6日に万全な対策で臨み、結果的には希望する伝統校に合格を果たすことができました。
高望みしがちな親の希望を踏まえながらも、本人の適性に合った受験校を絶妙なタイミングでアドバイスしてくれる日能研スタッフに本当に感謝しています。
調べれば調べるほど当該校の魅力が増していき、親子ともどもベストな結果になったと喜んでおります。

今は途絶えていたクワガタとアカハライモリの世話を再開し、読書したり公園で遊んだりと、トムソーヤライフを満喫しております。
受験期の勉強を改めて振り返ってみれば、断片的な知識には確かに多くの漏れはあったものの、各項目の事象を体系的に自分の言葉でしっかりと説明ができることがわかりました。納得しないと先に進まない息子には日能研のプログラムが本当に適しており、それが通塾し続けていた理由であったと改めて感じた次第です。
本当にお世話になりました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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