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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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双子で挑んだ中学受験

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
我が家の双子は、習い事の感覚で日能研に入塾しました。中学受験という言葉すら使ったことのない私は、入ったころに全く考えてもいませんでした。

イベントや学校見学を通して前向きな生徒さんが集まる私立学校に次第に惹かれ、子どもたちもそれぞれ「あの学校に行って競技かるたがしたい!」と夢を持つようになりました。

勉強が濃密になる5年生のころ、二人が父母と約束をしたのは、受験をするなら毎日ちゃんと起きること、学校の宿題はおろそかにしないこと、受験の結果が二人それぞれちがっても認め合うこと、でした。

性格がまるで違う我が家の双子は、言われたことを素直に懸命にこなそうとするタイプと、いったん言葉を自分なりに解釈し、受け入れたことを自分のペースでこなそうとするタイプ。宿題のアプローチも全く違うので、親の介入度に本当に頭を抱えました。先生方も二人の違いを見極めてくださった上で、いつも自習を見守ってくださり親子のぶつかりも次第に解消していきました。

1月受験が始まって、初めて結果が分かれた日の娘の落ち込みと、もう一人へ思い切りおめでとうといってあげられない辛さと、あの複雑な気持ちは本当に強く残っています。
得意不得意は違っても同じような成績だったため、全て同じ学校を受けさせ(二人を連れて行く親の都合が大きいです。子どもがしっかりしていれば別の学校を受験することが本人のためにいい場合もあると思います)、その苦い日を挟みつつ、2月1日のチャレンジだった吉祥女子中学校に二人とも合格した日、ちゃんとレールに乗っていたことに気づきました。

そういえば1月の埼玉から、しっかりと成長をしていました。あの問題どうだった?という二人の会話から「分からない」といったネガティブな言葉は一切聞かれなくなって、懸命に問題に取り組んでいたのだということに改めて納得し、じわりと胸が熱くなりました。

最終的に4日の浦和明の星女子中学校に一人が合格し、それぞれが別の道を歩むことになりました。通学も別方面で不安はありますが、比べられることもなく学校生活を謳歌できるのではないかなと今からとても楽しみです。別の手段をとるときに、二人に公平でなくていいだろうか、とどこか勇気が要る場面がありますが、この子が普通の姉妹だったら、一人っ子だったら、と考えて行動しました。先生方も二人の違いを良く理解してくださり、それぞれを応援してくださったこと、心から感謝いたします。素敵な学校に通える娘たち、本当にうらやましいです!!
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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