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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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間に合ったのかもしれない

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
4月に入り、ようやく気持ちの整理もできてきた気がします。

山あり谷ありの受験生活でした。
6年生の春から初夏にかけてが山、そして夏からはずっと下降線(一方的な下降線ではなく、下がり調子の中でも上がったり下がったりでしたが)、最後の最後にやっと持ち直したかに見えましたが、結果は、母の私が薄々思っていた通りの結果になってしまいました。

息子の場合、勉強に励む以前に忍耐力が足りませんでした。
夏休みに異様なプレッシャーを感じて、勉強から逃げるような行動をとってしまい。
その後も逃げ癖がついてしまったのか、母の私から見ても本気度に欠けているような行動をくりかえしました。
なんとか火がついたのは、1月入試の頃。それでも、逃げてるのか本気なのか、見分けがつかないような状態から、徐々にという感じでした。
私もいつかはできるようになるだろうと、ずっと楽観的に思っていたのが、完全に裏目に出てしまったということだと思います。

息子はふり返りもろくに書けず、記述系の問題も苦手で、国語の記述問題など、手をつけるのが精いっぱいという感じでした。
でも、受験のほんの数日前に、2月1日校の過去問がようやく埋めるべきところが全て埋められるようになったのです。
間に合ったかもしれない、と思いました。
息子がようやく本気になってくれたことを実感し、その成長に涙が出るような思いでした。

2月1日校は、結局残念な結果に終わったのですが、本人は絶対合格したと思っていたようです。
その後、再現答案を見て知ったのですが、確かに息子はこれまでの過去問を通じても最高の答案を作っていました。
あー、本当に間に合ったんだ、と思いました。
結果は残念でしたが、たぶん勝負できている位置にはつけていたのではないかと思います。

息子のトータルの結果は、3勝3敗。
偏差値的には無理のなかった人気校3校で残念だったことを考えると、他の受験生に競り負けたように思えます。
あるいは、人気校を受験するにも関わらず、過去問研究がおろそかだったのではないかと。
(手を付けるのが遅かったこと、演習量が少なかったことは間違いありません)

3敗したそれぞれの学校のことを考えると、本当に悔しい気持ちになります。
あの夏に逃げずに勉強に取り組んでいたら。もっと先生たちのいうことを聞いて、コツコツと取り組めていたら。
息子にもう少し素直さがあれば。体力があれば。

とはいえ、進学することになった学校は、決定した後で冷静に考えたところ、もっとも我が家に合っている学校だったような気がしております。
そう考えると、他の学校を不合格になったことも、この学校に巡り合うための通り道だったのかな、と思えます。
(塾から言われていた通り、受験校決定まで偏差値にこだわらずいろんな学校を見たことが活きました)
2月1日校を残念だった悔しさは、息子も同じです。
中学校・高校では、しっかり勉強に取り組んでくれることを期待しています。

我が家は受験生家庭としては甘かったわけですが、日能研のスタッフのみなさんには中学受験のパートナーとして、いろいろな相談に乗っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
受験の直前にも、勉強の相談より、生活面の愚痴の話の方が多くて、本当はあきれられていたとは思いますが、最後まで見捨てずにいてくださって、心の支えでした。
豊富な学校情報と入試情報をお持ちで、突然の相談にも的確で冷静なアドバイスをくださったK先生。本当に心強かったです。
ありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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