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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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最後まであきらめない

  • 年度:2019
  • 性別:男子
  • 執筆者:
息子は、行きたいと思う学校以外はまったく興味を示さなかったため、1月の練習を除いては、3校しか受けませんでした。3校いずれも複数回受験が可能な学校であったため、2/1~2/6のすべての日程に出願しておきました。

2/1の本命校の受験、本人の感覚では割と自信があったものの、不合格でした。午後に受験したおさえの学校は1年間特待生で無事合格しました。これであとは本命校に照準を定めるのみでした。
2/2午前は本命の桐光学園中学校、午後はチャレンジの桐蔭学園中等教育学校を受験しました。やはり息子は手応えがあったと話していましたが、惜しくも桐光学園は不合格、午後の桐蔭学園中等教育学校は倍率が高すぎて、もうあきらめモードでした。両方の不合格が分かった後、2/3に桐蔭学園中等教育学校を受験するかどうか本人と話しました。本人は無理でも挑戦したいということで、その旨を塾の先生にも連絡したところ、翌日学校に先生が立って待っていてくださいました。
先生の第一声の「試験に向かう心の準備はできてる?」という言葉に涙が止まりませんでした。桐蔭学園中等教育学校を受験後、教室へ行き、先生と桐光学園の問題を解き直したり、苦手な分野を振り返り(3時間くらい勉強しました)、家に帰ってきた時には、2/4の桐光学園に向かう気持ちがしっかり作れているように見えました。
2/3の夜、奇跡を願いましたが、桐蔭学園中等教育学校は不合格でした。息子はみるからに落ち込んでいて、声をかけるのもためらわれるほどでした。でも、2/4の朝、最後まで全力でやり遂げようとする息子の姿がありました。

桐光学園には室長と前の室長が待っていてくださり、励ましの言葉をいただきました。最後の日は、終わった後に試験の話は一切せず、家に帰ってリラックスして過ごしました。そして運命の発表、そこには待ち望んだ息子の番号がありました。すぐに息子と抱き合い、涙が止まりませんでした。最後まであきらめずにやり切った息子を褒めてあげたいです。親の希望で始めた受験でしたが、途中から本人も納得し、最後には本人が「絶対に行きたい!」という気持ちになっていました。受験を通して息子の成長が感じられました。受験してよかったです。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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