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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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志望校・併願校の選び方
私・子どもを変えたきっかけ
家族の支え・フォロー

最後は笑顔

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
夏期講習後、悲願のクラスUPをしたものの、合格判定模試では思うように第一志望校に届かず、「再考」判定ばかりでした。しかし、本人の第一志望校への思いは強く、親として応援しつつも、希望が叶わなかった時のための併願校選びに頭を悩ませました。

そして迎えた1月受験。先生と面談で相談し、目標は出願2校とも合格することでした。さいたまスーパーアリーナ会場へは、前日近隣ホテルへの宿泊も手配しました。しかし、普段と異なる環境のせいか、当日の朝、手のひらにじんましんが出るというアクシデントに見舞われました。
結局この会場での試験は、不合格でした。あと9点に涙を呑み、本人も漫然と受けても合格はもらえないと分かったようでした。もう一つの1月受験校には合格をいただき、小学校は登校に時間のかかる私立だったため、1月の3週目からは思い切って休ませました。

2月受験に向けて早寝早起き、過去問演習、塾のサイクルで過ごし、2/1に第三志望、滑り止め校を受験しました。2/2と2/3は第一志望校を受験しました。2/1に2校から合格をいただけて、本命に集中することができたことは、本当によかったと思います。しかし、あと少し、やはり第一志望校への壁は越えられず・・・。本人にも悔いの残る挑戦となってしまいました。2/3、第一志望校2回目の自己採点で、父親におそらく合格点に届いていないと伝えられ、本人は泣きました。
そこから翌2/4、第二志望校に向けて気を取り直し、とにかく解いた過去問を見直し、国語は母と同時に解き、時間配分を確認しました。22:00の第一志望校の発表を見て就寝しました。
翌朝、受験は今日までと決めて「燃え尽きるまで3年間の頑張りをぶつけて戦ってこい」と、家族で笑いながら朝食をとって送り出しました。2/4も厳しい試験でしたが、「第一志望に比べると簡単だった」と帰ってきた我が子に、万感の思いで「お疲れ様」と声をかけました。
翌朝、念のため出願していた中学へは行かず、自宅で第二志望校の結果を見ました。「いけるかも?」と根拠もなく感じていましたが、無事合格しました。2/1の第三志望校と甲乙つけがたく(ともに共学・大学付属校という我が家の条件に合致)、本人も悩みましたが、第二志望校への進学を決めました。校長先生に合格証をいただいて、これからの6年間が楽しみになるお言葉もかけていただき、家族皆、笑顔で帰宅しました。振り返れば、様々な後悔もありますが、第一志望へあきらめず挑んだ頑張りがあってこその結果だったと感じています。
2/1に安全校をあてたことも、精神的に支えになり、4日間を精一杯戦うことができました。
最後は笑顔で終わることができて、本当によかったと思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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