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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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強い思い、そして成長

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
3年間という受験生活。
4年、5年を経ていかに6年が大事か、いかに本人の気持ち次第でどんな結果にでも叶えられるのか。
本当によい経験、そして娘の本気を成長を見ることができた。

第一志望校が決まって、入りたい気持ちだけが強く、テストの評価や偏差値はまだ届かず、11月の日能研全国公開模試で最低点を取ってしまい、親子共々落ち込んだが、時間は待ってくれない。
あっという間にクリスマス、お正月、1月プレ受験、そして本番。
時々布団の中から聞こえてくるシクシクという震える声から、不安で押し潰されそうな気持ちと闘っているんだと思い、静かに娘を見守ってきた。

2月1日午前・午後入試。
午前は第一志望の学校。面接もあり、親としては午後受験に間に合うか、第一志望は大丈夫かと気が気でなかった。
午後の集合時刻は14:45で、娘の面接が終わったのが13:35。
テストの感想など聞く暇もなく猛ダッシュで午後の第二志望の学校へ向かった。
道中「テストがどうだった」と聞いた瞬間、「終わった」と一言。
泣きそうなくらい自信喪失な娘。午後入試は大丈夫かと不安で私もいっぱいだったが、気持ちの切り換えに必死。
バタバタと午後入試が始まった。

帰りのバスの中でも午前の失敗をまだ悔やんでいる娘。
時間をなぜだか勘違い。こんなミス今までしたことなかったのに。
だから受験は怖い。何があるか分からない。娘も初日の1教科目でそれをやってしまい、完全に出鼻をくじかれ引きずり、当然2月1日の結果は2校とも不合格。

2日目、午前は滑り止め校。
いつもなら大丈夫だが、これさえも不安になっている娘。
2科目受験し、午後は昨日ダメだった第二志望の学校。
親として娘に何が今できるか、この流れを断ち切らないとと思い、いつも通っている日能研の教室へ行った。
そこで持参したお弁当を食べ、分からないところを少し先生に聞いている時に、娘のよきライバルだった友達も来ていた。
そして第二志望だった2月1日午後の学校に合格したとの報告。
娘のスイッチが入った瞬間だった。
午後受験の学校へ行くために迎えに行った娘の顔は、あきらかに別人だった。本気モード全開。
友達が受かったなら、私に受からないはずはないと。自信に満ちていた。
そして、校門のところにさっきまで塾にいた先生の姿。びっくりして近寄る娘。一つひとつ的確なアドバイス。
そして「行ってこい」と言われる娘。「頑張ってくる」といった娘の後ろ姿は、昨日の姿とは違った。
その日の夜、入試結果の発表。結果は見事合格。日を追うごとにライバルも減っていくが、合格者人数も減っていく。結構な倍率の中、よく頑張ったと思った。でも、これで終わりではない。

次の日、第一志望2回目。再びこの学校にきたが、娘の顔は晴れやかだった。
あの時の自分とは違うと思っているし、何が何でも入ってやるんだという強い意志。
泣いても笑ってもこれが最後。「思いっきりやってきなさい」と送り出した。
帰りの電車。娘から試験の話。すべての力を出し切れた。
悔いはないとのこと。そして1回目はダメでよかったと。たくさんの得るものを学んだと。
休み時間、泣いている子がいたそうだ。すぐに1回目の自分のことがよぎったそう。何もなければ、なぜ泣いているのかも分からなかったと。受験を通していろいろなことを経験し、学び、成長させるそれが受験。

次の日の12:00、とうとう結果発表。娘自らインターネットで確認。「あった!!」、「合格してる」、「ママ見て」と家族で抱き合って号泣し、長かった娘の受験戦争に幕を閉じた。

日能研の先生方は、どんな時も精一杯の応援、励まし、信じる力、たくさんの知識、情報をくれた。
2日目に教室を訪ねた際は、親の私も先生の顔を見てホッとしました。
外でたくさん闘った時に帰るだけで安心するようなそんな場所が教室です。
本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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