コラム・読み物

コラム・読み物トップへ

親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

関連キーワードへ

この記事の関連キーワード
私・子どもを変えたきっかけ
家族の支え・フォロー

はじまりは2分の1成人式

  • 年度:2019
  • 性別:男子
  • 執筆者:
小学校4年生の時、秋の授業参観は”2分の1成人式”という形で行われました。20才の2分の1、10才だからでしょう。
クラスメートが1人ずつ、”将来の夢”を発表し、それに向けてどんな努力をし、家族にどんな風にささえて欲しいか、を語るのです。
娘は将来なりたい職業を発表し、家族には「応援して下さい。もし、なれなかったら、なぐさめて下さい。」と発表していました。

数日後、一緒にお風呂で語らっている時、娘が「子供の頃の夢と、大人になった時の職業が違う人ってどういうことなんだろう?」と聞かれたので、「色々あると思うけど、大きく分ければ3つだね。”途中で夢が変わった””頑張らなかった””頑張って努力したけれどなれなかった”という事なんじゃない?」と答えました。
後になって思えばどうやら私はこの時、娘の”スイッチ”を押してしまった様でした。

その数ヶ月後、「小学校を卒業したら私立の中学に行きたい」と言われてとてもビックリ!
私自身は高校まで地元公立でしたし、我が子にも中学受験は考えていなかったからです。
そんな私をよそに、娘の決心は固く、やる気も行動もしっかりと動かぬものとなっていました。それまで嗜んできたテニスも英会話も、お稽古事はすべて辞めて、平日も週末も祝日も学校と日能研だけの日々がはじまりました。

私の小学校高学年時代といえば飼い犬と鵠沼の海辺をお散歩するのが日課で、週末は釣りをしたりと遊びまわっておりましたので、小学生の受験生活というのはなかなか想像がつかず、娘の思いに必死についていき足を引っ張らないようにと気を遣うばかり・・・。
私にとって初めての事、娘に大変貴重な経験と成長の機会を与えられた思いでいっぱいです。

娘は自身のこだわりを崩さず、自分のライフプランに添った教育方針の学校を見いだし、選択し、頑張って突き進んできたように思います。
第一希望校より合格を頂いたとはいえ入学はまだ先、やっとスタートラインが見えただけですがすでに感無量です。
これからも精一杯、旗を振って、我が子を応援していきたいと思います。
そして20才の成人式の日にはどのような姿を見せてくれるのでしょうか・・・。今から楽しみに毎日の成長を見守っていきたいと思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
  • 次のドラマ

PageTop